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深海でも耐えられた強い殻を持つ、アンモナイト、デスモセラス(Desmoceras)アンモナイトのカット&ポリッシュ標本/【an2148】
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こちらはマダガスカル産のアンモナイト、デスモセラスのカット&ポリッシュ標本です。アンモナイトの殻を中央でカットし、断面を丁寧に磨き上げたもの。2つで一つの化石です。
カットすることで、アンモナイトの殻の内部がどうなっていたか観察することができます。白いラインは隔壁と呼ばれるもので、部屋同士を仕切る壁のようなものです。アンモナイトの内部は小部屋に分かれていて、基本的にそれぞれが独立していたと見られています。殻の外側を走る細い管である連室細管を介して繋がり、ガスや海水を流出入させることができたと考えられています。ガスを注入することで浮力を海水を注入することで潜水しやすくなったと考えられます。
デスモセラスというアンモナイトは長い期間、棲息していたグループです。殻に含まれる微量な物質を測定することで、棲息域について面白い推測がなされています。それによると、アンモ”ラ”イトの宝石名で知られるプラセンチセラスは海面近くに棲息していたのに対して、このデスモセラスは100メートルから300メートルのかなり深い海に棲息していたというのです。多くのアンモナイトが100メートル未満の浅海に棲んでいたのに対して、デスモセラスは深くまで潜ることができたようです。一般に10メートル深くなるごとに、1気圧増します。1平方センチメートルあたり1キログラムの圧力が増していくのですが、これが300メートルともなると1平方センチメートルあたり30キロもの水圧がかかることになります。熟練したダイバーでさえ50メートルの潜水で限界を迎えることを考えると、デスモセラスはかなりの潜水能力を持っていた事がわかります。水深100メートルでは指先(仮に1平方センチメートル)に10キログラムの重さがかかります。10キロのダンベルを指先で支えることを考えると、水圧の凄まじさが分かりますね。
そんなことを知って見ると「この子たちは凄いなぁ」と・・・。
ぜひコラム「アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?」といっしょに御覧ください。
隔壁の内部は本来空洞ですが、珪酸塩鉱物が入り込み、メノウ化しています。
表側には一部遊色層が保存されていて、キラキラと光ります。
ひとつあたり直径28ミリほど。
100円玉との比較。
商品スペック
商品ID | an2148 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 深海でも耐えられた強い殻を持つ、アンモナイト、デスモセラス(Desmoceras)アンモナイトのカット&ポリッシュ標本 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径2.8cm 厚1.4cm |
商品解説 | 深海でも耐えられた強い殻を持つ、アンモナイト、デスモセラス(Desmoceras)アンモナイトのカット&ポリッシュ標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。