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殻のほどけっぷりにご注目!モロッコ産の異常巻きアンモナイト、アンキロセラス(Ancyloceras)の上質化石/【an2142】
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こちらはモロッコ産の異常巻きアンモナイト、アンキロセラスです。楽器のホルンやサックスのような独特のカーブを描くのが最大の特徴です。アンモナイトの殻の巻き方には大きく分けて、正常巻きと異常巻きの2種類があります。アンキロセラスは異常巻きの典型例と言えるでしょう。詳しくはコラム「正常巻きアンモナイトの巻き方 ~密巻きとゆる巻き~」を御覧ください。
異常巻きアンモナイトは白亜紀に入って多く見られるようになります。進化の最終形態の一つと言えます。アンモナイトは巻一の部分から成長を開始し、徐々に大きくなっていきます。これは正常巻き、異常巻き、どちらのアンモナイトでも共通です。写真でいえば右上の細い部分の中心がそれにあたります。
通常の巻き方ですと、殻の間は詰められますが、異常巻きアンモナイトは巻きがほどけた形です。
成長の開始点付近を撮影。
アンキロセラスはこのように非常に細かい脈で特徴づけられます。
母岩と一体型です。丁度よい角度で展示することができます。
こちらには別の部分化石も見られます。
モロッコ産のアンキロセラスはこのように本体と母岩と分離せずにクリーニングされることが多いです。繊細な異常巻きアンモナイトを傷めないように持ち運ぶ工夫だと思われます。展示するときも便利ですね。
背面には他の化石との分離痕があります。化石が集積していた母岩だったのでしょう。
横から見ると、蛇腹のようにも見えますね。
アップで撮影してみました。細かな凹凸が連なっています。
いかにもアンキロセラスらしいフォルム。よく保存された上質品です。直線計測で9センチ弱。カーブにそって25センチほどあります。
100円玉との比較。最高の角度で安定展示します。モロッコ産の異常巻きアンモナイト、アンキロセラスの上質化石です。
商品スペック
商品ID | an2142 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 殻のほどけっぷりにご注目!モロッコ産の異常巻きアンモナイト、アンキロセラス(Ancyloceras)の上質化石 |
産地 | Agadir, Morocco |
サイズ | アンモナイト直線距離8.9cm カーブ計測約25cm 母岩含め全体幅8.2cm×奥行9.5cm×高8.2cm |
商品解説 | 殻のほどけっぷりにご注目!モロッコ産の異常巻きアンモナイト、アンキロセラス(Ancyloceras)の上質化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。