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約1億9000万年前、珍しいハーフカット!フランス産のバイライト(黄鉄鉱)化したアンモナイト(Ammonite)/【an2124】
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こちらは、およそ1億9千万年前の地層より採集された、フランス産のアンモナイトのハーフカット化石です。殻を中央で真っ二つに切り、断面を研磨した標本です。アンモナイトの内部をのぞける伝統的な鑑賞方法の一つです。
こちらは表側。こちらの標本はパイライトアンモナイトといい、全体が黄鉄鉱により置換されています。堆積作用により、アンモナイトの殻の本来の成分が徐々に周囲の黄鉄鉱と入れ替わりました。これを置換、あるいはパーミネラリゼーションといい、化石の堆積作用では比較的よく見られます。
表面をよく御覧ください。ひっかき傷のように見える溝は縫合線です。アンモナイトの殻の表面を研磨すると、このような複雑なラインが現れます。これは殻の表層を支えるモザイク状の骨格の一部が表面に現れたもので、基本的に時代が新しくなればなるほど複雑化します。進化の過程で殻を軽量化しつつ強度を維持した結果と言われます。
肉眼ではこのように見えます。本来殻の内部はいくつかの小部屋に分かれています。この標本では数カ所埋まっていますが、これは堆積作用で流入した珪酸塩鉱物によるものです。
形の整ったとても美しいアンモナイトです。
ぜひコラム「アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?」を参考にしつつ御覧ください。
直径最大部24ミリ。
100円玉とほぼ同じ大きさです。
商品スペック
商品ID | an2124 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 約1億9000万年前、珍しいハーフカット!フランス産のバイライト(黄鉄鉱)化したアンモナイト(Ammonite) |
産地 | Aveyron, France |
サイズ | 本体直径2.4cm |
商品解説 | 約1億9000万年前、珍しいハーフカット!フランス産のバイライト(黄鉄鉱)化したアンモナイト(Ammonite) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。