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白黒のツートン、古生代を代表する頭足類、ゴニアタイト(Goniatite)アンモナイトのポリッシュ標本/【an2113】
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こちらは古生代デボン紀の頭足類、ゴニアタイトの化石です。頭足類というのは、体から複数の足(正確には腕)が生えた生物のグループのことで、イカやタコなどが該当します。古代では、アンモナイトや、こちらのゴニアタイト、オウムガイなどになります。ゴニアタイトはアンモナイトと似通ったグループで、アンモナイトが現れる前に登場しました。アンモナイトの祖先と言われるのはそのためです。
アンモナイトと違って明確な肋(ろく)を持たず、縫合線といった内部の骨格が表面化した模様もとてもシンプルです。これは構造が原始的だったことを意味します。このグループは4億年前頃に登場し、その後進化を続け、アンモナイトへと発展します。その間、殻の軽量化を図りつつ、強度が増していきました。
こちらの個体は黒と白のツートンです。白い部分は方解石化が進んだ結果と思われます。ゴニアタイトの殻はもともと方解石ではありませんが、遺骸となり堆積している間、周囲の環境からミネラルが流入し、もともとの成分と徐々に置換した結果、このような姿になったと考えられます。このような化石化のプロセスを置換、あるいはパーミネラルゼーションと言います。
ゴニアタイトは基本的に小型です。アンモナイトへと進化・発展していく中で、巨大な種も現れましたが、この頃はまだ小型です。
直径最大部73ミリの平均的なサイズのゴニアタイトです。
商品スペック
商品ID | an2113 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 白黒のツートン、古生代を代表する頭足類、ゴニアタイト(Goniatite)アンモナイトのポリッシュ標本 |
産地 | Morocco |
サイズ | 直径7.3cm 厚2.7cm |
商品解説 | 白黒のツートン、古生代を代表する頭足類、ゴニアタイト(Goniatite)アンモナイトのポリッシュ標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。