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黒ジュラ!名のしれた化石産地、ドイツ・ホルツマーデン産のアンモナイト、ダクチリオセラス(Dactylioceras)のマルチプレート化石/【an2102】
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こちらはドイツ・ホルツマーデンにて採集されたアンモナイト、ダクチリオセラスの群集化石です。この黒色の母岩には「黒ジュラ」という異名があります。これは、やや北東にある世界的な化石産地、ゾルンホーフェンの白い石灰岩(白ジュラ)に対比させ付けられたニックネームのようなものです。
ダクチリオセラスはご覧のように比較的ゆる巻きで、非常に細かな肋(ろく)で特徴づけられます。正常巻きのアンモナイトの巻き方について、ゆる巻き、密巻きという言い方があります。詳しくはコラム「正常巻きアンモナイトの巻き方 ~密巻きとゆる巻き~」を御覧ください。
ダクチリオセラスは群集で見つかることが多いアンモナイトです。
こちらは裏面です。
一部が黄鉄鉱化しています。アンモナイトの遺骸から発せられたアンモニアが硫黄と結びつき生成された黄鉄鉱化が殻本来の成分と少しずつ入れ替わったと考えられます。
いかにも典型的なダクチリオセラスです。
横から見たところ。厚いところで9ミリほどあります。
左右およそ10センチほど。
100円玉との比較。付属のスタンドを使って展示した例。
商品スペック
商品ID | an2102 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 黒ジュラ!名のしれた化石産地、ドイツ・ホルツマーデン産のアンモナイト、ダクチリオセラス(Dactylioceras)のマルチプレート化石 |
産地 | Holzmaden, Germany |
サイズ | 本体最大直径3cm 母岩含め全体10.5cm×8.8cm×最厚部0.9cm |
商品解説 | 黒ジュラ!名のしれた化石産地、ドイツ・ホルツマーデン産のアンモナイト、ダクチリオセラス(Dactylioceras)のマルチプレート化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。