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the・黒ジュラ!いかにも典型的なドイツ産のアンモナイト、ダクチリオセラス(Dactylioceras)のマルチプレート/【an2094】
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こちらはドイツ南部地方のジュラ紀の地層より採集された、アンモナイト、ダクチリオセラスのマルチプレート化石です。この地方より採集される化石は、この黒い母岩から「黒ジュラ」というニックネームが付けられています。ちなみに、同じくドイツの白い石灰岩層から採集される化石は「白ジュラ」と呼ばれることがあります。いずれも中生代ジュラ紀の地層です。
ダクチリオセラスは中生代ジュラ紀を代表するアンモナイトの一つで、ヨーロッパのいくつかの地域で採集されます。非常に細かい肋(ろく)を持っています。肋(ろく)とはアンモナイトの殻に刻まされた一定間隔の凹凸模様を指します。
凝視すると、中央に見えている3つのダクチリオセラス以外にも多数の印象化石が残存していることが分かります。
中央の3兄弟をアップで撮影してみました。一つあたり3センチの個体で、いずれもヘソ(アンモナイトの中央)まで保存された上質品です。
裏面を撮影しました。非常に決めの細かい岩質であることがひと目で分かります。生物の遺骸が化石として保存されるにはこうした粘土鉱物を含む細かい泥が含まれていることが一つの条件となります。海の底の流れが緩やかな場所に沈み込んだと考えられます。
こちらには多数のダクチリオセラスの部分化石が保存されています。
メインの3つの近くにも、ネガティブ化石(印象化石)が多数保存されていることがお分かりでしょうか。
化石を含む堆積岩はこのように層を成すのが普通です。
左右18センチの立派なマルチプレート。
100円玉との比較。いかにも典型的なドイツ産のダクチリオセラスのマルチプレートです。
商品スペック
商品ID | an2094 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | the・黒ジュラ!いかにも典型的なドイツ産のアンモナイト、ダクチリオセラス(Dactylioceras)のマルチプレート |
産地 | Holzmaden, Germany |
サイズ | 本体3.8cm 3.1cm 2.6cm 母岩含め全体17.9cm×13.1cm×厚2.3cm |
商品解説 | the・黒ジュラ!いかにも典型的なドイツ産のアンモナイト、ダクチリオセラス(Dactylioceras)のマルチプレート |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。