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幾何学模様が全面を覆います!両面が全形が保存されたホールタイプの原始的なアンモナイトの仲間、ゴニアタイト(Goniatite)の化石/【an2082】
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こちらはモロッコ産のゴニアタイトです。まんまる、全形が保存された完全体です。ジグザグ模様の縫合線が完璧に保存されています。
ゴニアタイトはアンモナイトの祖先とされる頭足類です。頭足類には大きく分けて3つのグループがあります。一つはこちらのゴニアタイトを含む広義のアンモナイトグループ、もう一つはオウムガイのグループ、残りは現世に棲息しているイカやタコのグループです。オウムガイのグループが最も原始的です。ゴニアタイトは広義のアンモナイトのグループのなかで最も古い頭足類の一つで、およそ4億年前の古生代デボン紀に繁栄しました。
中生代に登場する新型のアンモナイトと比べると、ゴニアタイトの造りはとてもシンプルです。殻の軽量化も進んでおらず、がっしりとしています。
表面に刻まれたジグザグのラインを縫合線といいます。殻をもつ頭足類にはみな縫合線がありますが、ゴニアタイトのそれはオウムガイに次いで単純です。縫合線は殻表層の骨格が研磨による露出した部分ですから、骨格が単純だったことを意味しています。デボン紀は魚の時代と呼ばれるもの、板皮類を除けば、ゴニアタイトを積極的に捕食する活発なハンターは少なかったのでしょう。重たい殻でゆっくり遊泳することが許される牧歌的な時代だったのかも知れません。
意外に珍しい完全体のゴニアタイト。研磨された箇所が少なく全体のフォルムがよく見て取れます。
直径最大部88ミリ。なかなか立派なサイズですよ。
100円玉との比較。付属のスタンドを使って展示した例です。
商品スペック
商品ID | an2082 |
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年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 幾何学模様が全面を覆います!両面が全形が保存されたホールタイプの原始的なアンモナイトの仲間、ゴニアタイト(Goniatite)の化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ゴニアタイト直径8.8cm 厚3.3cm |
商品解説 | 幾何学模様が全面を覆います!両面が全形が保存されたホールタイプの原始的なアンモナイトの仲間、ゴニアタイト(Goniatite)の化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
無事受領致しました。丁寧な梱包有難うございます。保存状態の良い縫合線が、とても美しく見応え十分です。ずっしりとした重量を手に感じながら、デボン紀に思いを馳せています。
和歌山県/男性
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。