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色良し、状態良し、サイズ良し、三拍子揃ったコレクショングレードのゴニアタイト(Goniatite)の化石。アンモナイトの始祖的存在/【an2067】
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こちらは古生代デボン紀を代表する頭足類、ゴニアタイトです。ゴニアタイトはアンモナイトの祖先として知られています。こちらの標本は縫合線が明瞭で、色も美しく、直径最大部12センチ超えとサイズもある、まさにコレクション用のアイテムといえるえしょう。
頭足類は海の地球史を知る上で欠かせない存在です。古生代カンブリア紀以降、どの時代の海にも頭足類が棲息していました。現世ではイカやタコ、オウムガイなどがいます。最初の頭足類は、カンブリア紀に現れたエレスメロセラスの仲間です。その後、オンコセラスやエンドセラスなどが登場しますが、いずれもオウムガイの仲間でした。古生代シルル紀に入ってバクトリテスの仲間が登場し、しばらくしてゴニアタイトの仲間が現れました。これらのグループは最終的に中生代の覇者、皆が知る、あのアンモナイトへと進化したと考えられています。そのアンモナイトも中生代末に恐竜とともに姿を消しました。頭足類の系統については、コラム「かたちから学ぶアンモナイトの仲間たち」を御覧ください。こちらのゴニアタイトはデボン紀の標本ですから、そのアンモナイトの始祖のような存在だったと考えると分かりやすいでしょう。
ゴニアタイトは原始的な頭足類だけあって、構造はとてもシンプルです。とくに表層の骨格が露出した縫合線はとてもシンプルで、一筆書きができそうです。
殻の内部はいくつかの部屋に分かれていました。詳しくはコラム「アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?」を御覧ください。
表面は磨かれ美しい光沢が備わっています。
縫合線をアップで撮影。ゴニアタイトの縫合線はご覧のようにジグザグ模様です。
裏面はほぼ平らにカットされています。
直径最大部12センチを超える、立派なゴニアタイトです。
100円玉との比較。スタンドが付属していますので、このように立てて展示することもできます。
商品スペック
商品ID | an2067 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 色良し、状態良し、サイズ良し、三拍子揃ったコレクショングレードのゴニアタイト(Goniatite)の化石。アンモナイトの始祖的存在 |
産地 | Morocco |
サイズ | 直径12.3cm 厚2cm |
商品解説 | 色良し、状態良し、サイズ良し、三拍子揃ったコレクショングレードのゴニアタイト(Goniatite)の化石。アンモナイトの始祖的存在 |
この商品を購入されたお客様のお声
2回目の利用ですが、今回もイメージしていたもの以上の化石が届きました。ありがとうございます。
埼玉県/男性
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。