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典型的なジグザグ模様が散見される、「超」密巻きのゴニアタイト(Goniatite)の完全体化石/【an2023】
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およそ4億年前の地層より採集された頭足類の仲間、ゴニアタイトの化石です。こちらの個体は典型的な密巻きの殻を持っています。頭足類の殻の巻き方についてはコラム「正常巻きアンモナイトの巻き方 ~密巻きとゆる巻き~」を御覧ください。
両面ともに最後の一巻きが異様に大きいタイプで、ジグザグの縫合線がこれでもか、と刻まれています。
この時代の頭足類は、初期のグループのため、構造が非常に単純です。中生代のアンモナイトとは比較にならないほど原始的な殻を持っています。
このジグザグ模様はゴニアタイトの特徴の一つです。縫合線とは殻の表層部の骨格が露出したものです。
鉄筋コンクリートに例えるなら、とても太い鉄筋が使われたビルのようなものです。一方で中生代のアンモナイトの殻は、細い鉄筋が無数二組合わさり軽量化が図られたビルとでもいいましょうか。
まだ天敵が少なかった古生代デボン紀の海を悠々と遊泳していた姿が目に浮かぶようです。
この超の付く、密巻き模様がユニークですね。
あらゆるところで、ジグザグ模様が散見されます。
直径最大部9センチ。なかなかのサイズ。
100円玉との比較。付属のスタンドを使って立てて展示した例。
商品スペック
商品ID | an2023 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 典型的なジグザグ模様が散見される、「超」密巻きのゴニアタイト(Goniatite)の完全体化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 直径9cm 厚2.8cm |
商品解説 | 典型的なジグザグ模様が散見される、「超」密巻きのゴニアタイト(Goniatite)の完全体化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。