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人気!全体が黄鉄鉱化されたロシア産のアンモナイト、クエンステッドセラス(Quenstedtoceras)の化石/【an1976】
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こちらは人気のアンモナイト、ロシア産のクエンステッドセラスの上質標本です。ご覧のように全形がほぼ完全な形で保存されていて、失われやすい渦の中央部をはじめ、細部までよく残されています。
直径最大部24ミリ。平均的な大きさです。
こちらは裏面です。よく強く研磨されています。表側と裏側で味わいが異なる標本です。
表面に残されている細かなジグザグのラインは、縫合線と言います。縫合線は、表層部の骨格が表面に露出したもので、アンモナイトの種類によって固有です。
縫合線がよく現れている箇所。
縫合線を更にアップで撮影。一般に時代が若くなるごとに、アンモナイトの縫合線は複雑化すると言われています。こちらはジュラ紀のアンモナイトですので、すでにかなり複雑な縫合線をしていることが分かります。
アンモナイトの軟体部から発せられるアンモニアが海中の硫黄と反応し黄鉄鉱が生成されます。徐々に殻本来の成分と入れ替わり、このような姿になったと考えられています。黄鉄鉱は鉄と硫黄がほぼ半々の化合物でずっしりとした重みがあります。
こちらは反対サイド。縫合線が消えていることにお気づきでしょうか。縫合線は殻の外側の骨格が露出したものですから、ある程度研磨が進むと、このように消えてなくなります。
両面の比較が楽しい化石ですね。
100円玉とほぼ同サイズの黄鉄鉱化アンモナイト、クエンステッドセラスです。
商品スペック
商品ID | an1976 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 人気!全体が黄鉄鉱化されたロシア産のアンモナイト、クエンステッドセラス(Quenstedtoceras)の化石 |
産地 | Saratov, Russia |
サイズ | 本体最大部2.4cm |
商品解説 | 人気!全体が黄鉄鉱化されたロシア産のアンモナイト、クエンステッドセラス(Quenstedotoceras)の化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。