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断面の美しさにご注目!およそ1億年前のアンモナイト、デスモセラス(Desmoceras)のカット&ポリッシュ化石/【an1937】
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こちらはマダガスカル産のアンモナイト、デスモセラスの化石です。中央でまっぷたつにカットして断面を研磨した、昔からある加工方法です。アンモナイトの内部をよく観察できるのと、美観的にも優れています。
アンモナイトは渦の中心から成長を開始し、徐々に外側に広がっていきます。アンモナイトの中央に相似形のアンモナイトがいることにお気づきでしょうか。
中央でカットしているため、左右対称です。
アンモナイトの内部は小部屋に分かれています。本来は空洞でしたが、堆積時に珪酸塩鉱物が流入し、また、本来成分であるアラゴナイトが方解石に変化し、半透明の石英系の鉱物となっています。完全にメノウ化している部分とまだ結晶の粒がはっきりと残っている部分に分かれています。一部は光を少し通すので、ライティング次第で、非常に美しい展示が可能です。
表側には縫合線が確認できる部分があります。
アンモナイトの内部は一見するとシンプルですが、外側に進むにつれて骨格が複雑化していきます。縫合線とは表面を研磨することで、その複雑化した骨格の一部が露出したものです。
白い部分は隔壁と呼ばれるもので、小部屋を隔てています。集合住宅の壁のようなものでしょうか。
アンモナイトの渦の中央に迫っていました。この小さな点から成長をはじめました。1億年以上前の標本とは思えない見事な保存状態です。
一部、晶洞化しているところあり。本来の空洞が徐々に外側から埋まっていきます。埋まりきらなかった部分です。外側の茶色の部分はアラゴナイトで、中央の白い部分は石英を中心とした珪酸塩鉱物と思われます。その中間部分はかなり潜晶質化(メノウ化)が進んでいて、ライティングで美しく輝きます。
カットする前は一つの個体でした。
100円玉との比較。白亜紀のアンモナイト、デスモセラスのカット&スライス標本です。保存状態良好です。
商品スペック
商品ID | an1937 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 断面の美しさにご注目!およそ1億年前のアンモナイト、デスモセラス(Desmoceras)のカット&ポリッシュ化石 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径5.4cm 厚2.6cm |
商品解説 | 断面の美しさにご注目!およそ1億年前のアンモナイト、デスモセラス(Desmoceras)のカット&ポリッシュ化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。