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ツートンカラーを呈する幾何学模様が楽しい、古生代の頭足類、ゴニアタイト(Goniatite)の殻の化石/【an1884】
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こちらは直径最大部ほぼ10センチの、ゴニアタイトです。ゴニアタイトは、古生代に繁栄した頭足類の一つで、シンプルな縫合線が作り出す、幾何学的な模様が人気を博しています。
付属のスタンドにおいて撮影。縫合線とは殻の内部の骨格が露出した部分です。殻を磨いていくと現れます。ゴニアタイトをはじめ、オウムガイやアンモナイトなど頭足類の殻には固有の縫合線が現れるのですが、ゴニアタイトの縫合線は、総じてとてもシンプルで、人が描いたような、直線的ではっきりとしたラインが特徴です。
この白い部分は方解石や石英などからなる珪酸塩鉱物の集合です。化石になる段階で、もともとの成分が置換されたり、鉱物が入り込んで固化することで、このようになります。
比較的大きな結晶化が進むと、石英のようになりますが、一部は潜晶質といって非常に微細な結晶の塊となります。そういったものをメノウやジャスパーなどと呼びますが、こちらの標本の一部はメノウ化した部分があります。
ゴニアタイトはこのようにツートンと申しますが、色が縫合線を介して明瞭に分かれる傾向があります。これが幾何学的な味わいを醸し出しているのだと感じます。
厚みは最大で16ミリ。非常に頑強ですので、強度は心配は無用でしょう。
ほぼ10センチ。中々立派なサイズです。
裏面はラフにカットされています。こちらの面を底にして平置きを想定したカッティングですね。
しかし、個人的には、このようにスタンド置きをおすすめします。ライティングがはまると、ご覧のように、調度品のような美しさがあります。スタンドは付属していますので、ぜひお試しください。
商品スペック
商品ID | an1884 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | ツートンカラーを呈する幾何学模様が楽しい、古生代の頭足類、ゴニアタイト(Goniatite)の殻の化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 直径9.9cm 厚1.6cm |
商品解説 | ツートンカラーを呈する幾何学模様が楽しい、古生代の頭足類、ゴニアタイト(Goniatite)の殻の化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。