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全体が黄鉄鉱によって置換された美しいアンモナイト、クエンステッドセラス(Quenstedtoceras)の化石/【an1844】
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こちらはロシア産のアンモナイト、クエンステッドセラスです。全体が黄鉄鉱に置換されている、いわゆるパイライトアンモナイトです。
黄鉄鉱は硫黄と鉄がほぼ半々の化合物で金色に輝きます。
アンモナイトの軟体部などの有機物が、酸素が少ない環境で活発に活動する細菌(硫酸塩還元バクテリア)によって分解され、硫黄が生成されます。その硫黄と堆積環境に多かった鉄分が結びついて黄鉄鉱を作り出し、殻の成分と少しずつ入れ替わった結果、このような化石が誕生しました。
欠けた部分がほとんどない上質の化石です。
両面ともに欠損らしい欠損なし。
クエンステッドセラスは中生代ジュラ紀を代表するアンモナイトの一つ。
100円玉より一回り大きいサイズです。
商品スペック
商品ID | an1844 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 全体が黄鉄鉱によって置換された美しいアンモナイト、クエンステッドセラス(Quenstedtoceras)の化石 |
産地 | Saratov, Russia |
サイズ | 本体最大部2.9cm 厚0.8cm |
商品解説 | 全体が黄鉄鉱によって置換された美しいアンモナイト、クエンステッドセラス(Quenstedotoceras)の化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。