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極めて美しい縫合線と遊色を同時に楽しめる!コレクショングレード、マダガスカル産アンモナイト、クレオニセラスの化石(Cleoniceras)/【an1800】
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こちらはマダガスカルのアンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)です。全体に縫合線が露出した、非常に美しい化石です。
両面ともに、これ以上望めそうもない、見事な縫合線。ちなみに、縫合線というのは、表面を研磨して、内部の骨格が露出させたものです。アンモナイトの殻は、アラレ石(炭酸カルシウム)の結晶からなっています。構造は三層あり、最外部からプリズム層、真珠層、そして再びプリズム層が存在します。最外部のプリズム層は非常に薄く、この部分が失われると、いわゆる遊色も失われます。アラレ石は高圧、高温下では比較的容易に、方解石に変質してしまうため、遊色が備わったアンモナイトの化石はほとんどありません。本標本については、おもて側の中央にそのプリズム層が保存されています。そういった外殻の層を丁寧に少しずつ研磨していくと、このような縫合線が現れるのです。
中央部分は最外殻に存在するプリズム層が保存されています。アラレ石(アラゴナイト)が物理的にも化け学的にも失われなかったことを意味しています。
それにしても見事な縫合線です。クレオニセラスの縫合線は中央から外側にうねるように伸びていくような模様です。
比較的ゆる巻きのため、最後の一巻きが大きく、縫合線の広がりも見事。
一部がメノウ化していて、光を通します。クレオニセラスは円盤というほどではありませんが、比較的細めで腹部は比較的鋭角です。
ライトブラウンの部分は珪酸塩鉱物び潜晶質の結晶(いわゆるメノウ)です。半透明でライトを当てると、光を通します。
遊色と縫合線を同時に楽しめる見事な標本です。
100円玉との比較。実に見栄えのする、マダガスカル産のアンモナイト、クレオニセラスです。
商品スペック
商品ID | an1800 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 極めて美しい縫合線と遊色を同時に楽しめる!コレクショングレード、マダガスカル産アンモナイト、クレオニセラスの化石(Cleoniceras) |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径7.6cm 厚1.6cm |
商品解説 | 極めて美しい縫合線と遊色を同時に楽しめる!コレクショングレード、マダガスカル産アンモナイト、クレオニセラスの化石(Cleoniceras) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。