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パイライト化(黄鉄鉱化)した、ジュラ紀フランス産アンモナイト(Ammonite)の殻の化石/【an1744】
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こちらはフランス中南部、アヴェロンで採集された、中生代ジュラ紀のアンモナイトです。ご覧の通り、鈍い黄金色を呈する、黄鉄鉱化された化石です。
化石の一部が黄鉄鉱に置換されています。そのプロセスについて簡単にご説明します。アンモナイトの軟体部などの有機物が、酸素が少ない環境で活発に活動する細菌(硫酸塩還元バクテリア)によって分解され、硫黄が生成されます。その硫黄と堆積環境に多かった鉄分が結びついて、黄鉄鉱を作り出します。そういった黄鉄鉱が豊富な環境にあったアンモナイトの殻は、このように黄鉄鉱に置換された状態で化石になることがあります。一般に黄鉄鉱アンモナイト、あるいはパイライトアンモナイトなどと呼ばれます。
殻の内部に存在する小部屋が露出したタイプです。アンモナイトやオウムガイ、ゴニアタイトといった殻を持つ頭足類は、その内部が小部屋に分かれています。詳しくはコラム【アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?】を御覧ください。
直径最大部およそ21ミリ。決して大きなアンモナイトではありませんが、存在感あり。
表面にはいわゆる縫合線が露出しています。縫合線(ほうごうせん)とは、アンモナイトの殻の内部を仕切る隔壁(かくへき)が外に現れた部分です。
腹に縦線が刻まれているタイプです。アンモナイトの殻の外側の部分を「腹」と言いますが、アンモナイトの種類によって、様々な腹の形があります。
100円玉とほぼ同サイズです。
比較的珍しいフランス産の黄鉄鉱化されたアンモナイトです。
商品スペック
商品ID | an1744 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | パイライト化(黄鉄鉱化)した、ジュラ紀フランス産アンモナイト(Ammonite)の殻の化石 |
産地 | Aveyron, France |
サイズ | 直径2.1cm |
商品解説 | パイライト化(黄鉄鉱化)した、ジュラ紀フランス産アンモナイト(Ammonite)の殻の化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
9歳の息子の誕生日に購入させて頂きました。化石の状態も良く大変喜んでいました。宝物のランキング1位になったみたいです。
奈良県/男性
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。