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世界有数のアンモナイトの産地、マダガスカル島より採集された、世にも美しい遊色アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)の化石/【an1738】
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こちらはマダガスカル産の遊色アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)です。アフリカ大陸の東数百キロに位置する世界で4番目に大きな島、マダガスカルで採集された上質の化石です。
こちらの化石は赤、緑など様々な色に輝きます。この現象を遊色と言います。マダガスカルはアフリカのなかではいち早くアンモナイトの研究が行われ、多数の素晴らしいアンモナイトが発見されてきました。※ 1930年代に当時の宗主国であったフランスの将校、モーリス・コリニョンが軍隊を用いて、アンモナイトを大規模に採集した結果、様々な新種のアンモナイトが見つかりました。
こちらのように希少色とされる青に輝く箇所があります。
このように美しい遊色が備わったアンモナイトはごく僅かです。アンモナイトの殻の表層部に存在するアラゴナイト層が失われずに保存されると、このように輝くことがあります。外部から入ってきた白い光が青、赤、黄など特定の色に分かれて飛び出します。これを分光と言います。
遊色アンモナイト全般に言えることとして、蛍光灯の下で見るより、太陽光など紫外線を含む光のもとで見たほうがより色が多様になり美しいということです。とくに寒色に近い色ほどその傾向が強まります。波長が短い紫外線が含まれていることが大きな要因でしょう。
太陽光のもとで撮影した一枚。様々な色が出現し、より一層、色彩が豊かになります。
特にこのブルーがより美しく見えます。
100円玉との比較。世界有数のアンモナイトの産地、マダガスカル島より採集された、世にも美しい遊色アンモナイト、クレオニセラスです。
商品スペック
商品ID | an1738 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 世界有数のアンモナイトの産地、マダガスカル島より採集された、世にも美しい遊色アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)の化石 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径5.4cm 厚1.7cm |
商品解説 | 世界有数のアンモナイトの産地、マダガスカル島より採集された、世にも美しい遊色アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)の化石 |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。