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何度でも地球規模の大絶滅を乗り越えた、不死鳥のごとき生物、オウムガイ(Nautilus)の化石/【an1725】
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こちらは、もっとも原始的な頭足類の一つ、オウムガイの化石です。オウムガイは現世にも棲息しています。地球規模の生物絶滅の危機を何度も切り抜けていた、フェニックスのような生物です。いわゆる生きた化石の代表例として知られています。
オウムガイの特徴の一つとして、非常にシンプルな縫合線があります。縫合線とは殻の表面を磨くと、現れる模様のことで、内部の小部屋の壁(仕切り)が外部に現れたものです。
厚い壁で仕切られただけのシンプルな構造であることが分かります。オウムガイよりあとに出現したアンモナイトの縫合線はグロテスクなまでに複雑です。比較すると、その違いに驚きます。これは軽量化と強度向上の結果と言われていますが、結果として、現世まで生き残っているのが、シンプルな構造のオウムガイのほうなのですから、面白いですね。大絶滅というのはもっと大きなオーダーで選別が進むのでしょうね。
さて、オウムガイのもう一つの分かりやすい特徴が、この球体のような形。
横から見ると、わりと平べったく見えますよね。その観点ではアンモナイトとそう変わりません。
ところが、斜めから見るとこの厚み。慣れてくると、ひと目で違いに気づくようになります。
100円玉との比較。典型的なオウムガイの化石です。
商品スペック
商品ID | an1725 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 何度でも地球規模の大絶滅を乗り越えた、不死鳥のごとき生物、オウムガイ(Nautilus)の化石 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 本体直径5.8cm 厚3.6cm |
商品解説 | 何度でも地球規模の大絶滅を乗り越えた、不死鳥のごとき生物、オウムガイ(Nautilus)の化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。