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複雑かつ美麗な縫合線を有するマダガスカル産の白亜紀のアンモナイト/【an1716】
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こちらはマダガスカル産の白亜紀のアンモナイトです。見事な縫合線が現れた美しい化石です。縫合線のパターンはアンモナイト型、ゴニアタイト型、セラタイト型に分類され、こちらは最も複雑な縫合線を示すアンモナイト型です。
ゴニアタイトに代表される初期の頭足類の縫合線はかなり単純でしたが、中生代のアンモナイトの縫合線は複雑化しています。古生代ペルム紀に現れたとされる初期のアンモナイトでさえ、すでに相当複雑な縫合線を有していました。
縫合線とは、内部の小部屋(気房)と外殻が接する部分が現れたものです。時代が新しくなるごとに複雑化したのには、軽量化しつつ強度を高めるという効果があったと考えられています。
この模様は菊葉模様と呼ばれ、その美しさからコレクターに高い人気を博しています。
縫合線はアンモナイトの種類によって異なるため、比較する楽しみがあります。
ゴニアタイト型とアンモナイト型の縫合線を比べると新時代の頭足類であるアンモナイトのそれのほうが圧倒的に複雑なのですが、アンモナイトだけに絞ると、時代が新しくなるほど複雑というわけではありません。前述のように、ペルム紀に現れた初期のアンモナイトでさえ、すでに相当複雑な縫合線を有していて、その後、数億年もこの傾向が続いています。
ペルム紀の大絶滅で、ゴニアタイト、セラタイトのグループは絶滅しましたが、アンモナイトは生き残り中生代に入って大繁栄を遂げます。この複雑な縫合線のもとである、軽量かつ強固とされる隔壁が、生き残りに一役買った可能性もあります。
一見ランダムに見える縫合線もよく見ると、両面で対象な部分があったりと、パターンが存在することに気づかれます。
100円玉との比較。素晴らしい縫合線模様を楽しめるマダガスカル産の白亜紀のアンモナイトです。
商品スペック
商品ID | an1716 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 複雑かつ美麗な縫合線を有するマダガスカル産の白亜紀のアンモナイト |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径7cm 厚3cm 150g |
商品解説 | 複雑かつ美麗な縫合線を有するマダガスカル産の白亜紀のアンモナイト |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。