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およそ約1億6千万年前のジュラ紀カロビアン期の黄鉄鉱化されたアンモナイト、コスモセラス(Kosmoceras sp.)/【an1703】
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こちらはロシア産のジュラ紀のアンモナイト、コスモセラスです。全体が黄鉄鉱化されています。黄鉄鉱とは硫黄と鉄がほぼ半々の化合物です。
硫黄の多い地域で堆積した場合、殻に含まれるアルカリ成分と化学反応が起こり、黄鉄鉱になる場合があります。
コスモセラスは殻全体に突起が備わっています。
こちらの個体は縫合線が確認されます。アンモナイトの殻の内部を仕切る隔壁(かくへき)が外に現れた部分です。表面を研磨しない限り見えないものです。この模様のまま海中を泳いでいたわけではありません。
遠目から見ると、細かい傷のように見える部分が縫合線です。
コスモセラスは採集される地域によって黄鉄鉱化したものとしていないものがあります。
縫合線に沿って割れている箇所。面白いですね。
100円玊とほぼ同サイズです。
縫合線の観察にはぜひルーペをお使いください。
商品スペック
商品ID | an1703 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | およそ約1億6千万年前のジュラ紀カロビアン期の黄鉄鉱化されたアンモナイト、コスモセラス(Kosmoceras sp.) |
産地 | Saratov, Russia |
サイズ | 直径2.3cm 厚0.9cm |
商品解説 | およそ約1億6千万年前のジュラ紀カロビアン期の黄鉄鉱化されたアンモナイト、コスモセラス(Kosmoceras sp.) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。