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世界的な大絶滅を何度も切り抜けたオウムガイ(Nautilus)の殻の化石。恐竜時代の標本/【an1695】
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こちらは中生代白亜紀のオウムガイの化石です。オウムガイは古生代デボン紀に現れた頭足類の一つです。
他の古代の頭足類であるゴニアタイトやアンモナイトなどと比較すると、厚みがあるのが特徴の一つです。ご覧のようにボールのように丸く成長します。
横から見ても厚みがあるのがお分かりでしょうか。また、縫合線はとてもシンプルです。
こちらのオウムガイは中生代ジュラ紀のものです。オウムガイは6600万年前の大絶滅を乗り越え、現世まで存在し続けている、非常に歴史の長い生物です。生きた化石の代表格として知られます。5回の大絶滅については、コラム「地球のタイムスケール」を御覧ください。デボン紀、ペルム紀、三畳紀、白亜紀の4回の大絶滅を乗り越えて現世まで絶えることなく続いてきた、スゴイ生物の化石です。
同じ頭足類であるアンモナイトやゴニアタイトは絶滅したにも関わらず、オウムガイは生き残りました。何か、他とは違う構造があるのかもしれませんね。
この丸みを帯びたフォルムが人気。半透明の部分はメノウ化しています。
100円玉との比較。恐竜が大地を闊歩していた頃、海中を遊泳していたオウムガイの化石です。
商品スペック
商品ID | an1695 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 世界的な大絶滅を何度も切り抜けたオウムガイ(Nautilus)の殻の化石。恐竜時代の標本 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 本体直径6.1cm 厚4.3cm |
商品解説 | 世界的な大絶滅を何度も切り抜けたオウムガイ(Nautilus)の殻の化石。恐竜時代の標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。