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殻全体が縫合線に覆われた、大迫力のプラセンチセラス(Placenticeras sp.)の化石。米国サウスダコタ州産/【an1665】
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こちらは、米国サウスダコタ州産のアンモナイト、プラセンチラセスの化石です。美しい縫合線を楽しめる逸品です。
直径最大部20センチを超える大物。1415グラム!
この化石の最大の特徴はなんといっても、この縫合線。殻全体を覆う、グロテスクな味わい。密巻きのプラセンチセラスならではの大きな殻の面全体に、縫合線が見られます。
この複雑な縫合線を御覧ください。縫合線はアンモナイトの種類によって多少変わります。また、時代によって大きく変化します。もっとも単純な縫合線を持つ頭足類はオウムガイで、次に、ゴニアタイト、セラタイトの仲間、最も複雑な縫合線を持つのが中生代以降に現れたアンモナイトの仲間です。その中でも、中生代後記のアンモナイトであるプラセンチセラスの縫合線は大変複雑です。
縫合線(ほうごうせん)とは、アンモナイトの殻の内部を仕切る隔壁(かくへき)が外に現れた部分です。従いまして、殻の表面を丁寧にポリッシュすることで現れます。
プラセンチセラスの特徴の一つが、この尖った縁部。プラセンチセラスはよく「円盤」に例えられます。
統一されているようで、されていない、実に複雑な縫合線模様。じっと見入ってしまいますね。ちなみに、カナダ産のアンモライト(Ammolite)の種類(属名)は、プラセンチセラスです。形がよく似ていると思いませんか。
100円玉との比較。直径最大部20センチ、かなりの大判化石。実物の迫力は相当なものです。
商品スペック
商品ID | an1665 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 殻全体が縫合線に覆われた、大迫力のプラセンチセラス(Placenticeras sp.)の化石。米国サウスダコタ州産 |
産地 | South Dakota, U.S.A. |
サイズ | 直径20.5cm 厚5.1cm 1415g |
商品解説 | 殻全体が縫合線に覆われた、大迫力のプラセンチセラス(Placenticeras sp.)の化石。米国サウスダコタ州産 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。