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中生代ジュラ紀フランス産の完全に黄鉄鉱(パイライト)化したアンモナイト(Ammonite)/【an1494】
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こちらはフランス中南部、アヴェロンで採集されたジュラ紀の黄鉄鉱化アンモナイトです。
殻全体が余すところなく黄鉄鉱化された標本で、本来縫合線があった部分に溝ができています。堆積時に縫合線は黄鉄鉱に置換されにくかったのでしょう。縫合線とはアンモナイトの殻の骨格が研磨や風化によって表面に現れた部分のことです。この写真の複雑な波線を描いている箇所を指します。
複雑な波線が良く見える部分。美しい縫合線が殻全体に及んでいるのが見て取れます。
一見クラックに見える溝ですが、そのほとんどが縫合線の痕です。
こちらの中央の線は連室細管の痕の可能性があります。アンモナイトの小部屋をつなぐ連室細管は殻の外側(腹側)を通っています。
黄鉄鉱は金のように見えますが、実際には鉄と硫黄からなる金属で、その構成比率はほぼ半々(やや硫黄が多い)です。英名はPyrite。ギリシャ語で「火」を意味するpyrに語源を持っています(黄鉄鉱は金槌等で打ち付けられると火花が散ります)。
直径27ミリ。
黄鉄鉱は強度があり、鉄よりも硬いとされています。やや風化に弱い傾向にあるため、シリカゲル等の乾燥剤といっしょに保存すると良いでしょう。
100円玉より一回り大きい、なかなか立派なサイズです。フランス産ジュラ紀の黄鉄鉱化したアンモナイトです。
商品スペック
商品ID | an1494 |
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年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 中生代ジュラ紀フランス産の完全に黄鉄鉱(パイライト)化したアンモナイト(Ammonite) |
産地 | Aveyron, France |
サイズ | 直径2.7cm |
商品解説 | 中生代ジュラ紀フランス産の完全に黄鉄鉱(パイライト)化したアンモナイト(Ammonite) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。