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70センチもあるベレムナイトだった可能性あり!?ジュラ紀前期のベレムナイト(Belemnite)のマルチプレート/【an1473】
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こちらは中生代ジュラ紀の頭足類、ベレムナイトのマルチプレート標本です。中央に大きな個体が一つ、左上にもう一体が存在します。
ベレムナイトとは一体何でしょうか。端的に言えば、現世のイカに近い存在といえばよいでしょうか。
「イカが化石になることがあるのか?」当然の疑問ですね。ベレムナイトは背部に直線的な殻を持っていました。その殻は続成作用により方解石となります。方解石は比較的硬く化石として残る、というわけです(軟体部はほとんどケースで失われるが、輪郭が残る場合もまれに存在する)。それがこの化石なのです。※続成作用とは生物の骨などの堆積物が上部からの圧力で固まり、堆積岩になる一連のプロセスのことです。
ベレムナイトは頭足類の歴史のなかでは中盤頃からあらわれるグループです。ジュラ紀から白亜紀にかけて繁栄しました。ちょうどアンモナイトと同じ時代、期間に棲息していたと考えると分かりやすいでしょう。頭足類の進化についてはコラム「かたちから学ぶアンモナイトの仲間たち」を御覧ください。
化石として残るベレムナイトの殻は一部が空洞化していて、ガスと体液を交換することができたと考えられています。それにより浮力を得、水中で浮沈することができたようです。
ベレムナイトは現世のイカ同様、貪欲なハンターで、獲物を襲って捕食していたと考えられています。これは軟体部が残った化石から硬いクチバシや強力な筋繊維が見つかっていることから、泳ぎが上手く強力な交合力(噛む力)を有していたと想像できるためです。
横から見ると、筒状になっていることが分かります。
100円玉との比較。
ベレムナイトの体のサイズはベレムナイトの殻の10倍近くあった可能性があります。したがって、大きいほうの殻は74ミリほどあるため、全長70センチほどのベレムナイトであった可能性があるのです。
商品スペック
商品ID | an1473 |
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年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 70センチもあるベレムナイトだった可能性あり!?ジュラ紀前期のベレムナイト(Belemnite)のマルチプレート |
産地 | Lyme Regis, UK |
サイズ | 本体7.4cm 2.8cm 母岩含め全体14cm×11.5cm×厚4.7cm 970g |
商品解説 | 70センチもあるベレムナイトだった可能性あり!?ジュラ紀前期のベレムナイト(Belemnite)のマルチプレート |
ベレムナイトとは?
べレムナイトは、頭足類に属する絶滅した軟体動物です。
ベレムナイト目Belemnitidaの総称。
形は現生のイカに良く似ています。
ベレムナイトで化石として残るのは、イカでいえば、甲の部分のようなところで、殻の先端に方解石でできた長い円錐状伸びた、鞘の部分です。 この部分、ちょうど矢の先端のようにも見えるのでベレムナイトは「矢石」とも呼ばれています。
ベレムナイトは、アンモナイトと同様、中生代白亜紀の示準化石として利用されます。ベレムナイトが繁栄したのはジュラ紀と白亜紀が主で,第三紀の始新世ごろまで存続しました。
代表属はベレムニテス(Belemnites)です。
ベレムナイトの軟体部は、ドイツやイギリスのジュラ紀の地層のなかに保存されていたことで知られています。それによると、腕の数は6、吸盤の代りに魚の目状のかぎがあり、墨汁?(ぼくじゆうのう)も持っていて、イカに似ていたことが分かっています。