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展示スタンド付き!アンモナイト、デスモセラス(Desmoceras)のカット&ポリッシュ標本/【an1468】
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こちらはアンモナイトの伝統的な展示方法である、カット&ポリッシュが施された標本です。
アンモナイトは6500万年前にすべての系統が絶滅しました。三葉虫や恐竜とともに馴染み深い化石の一つです。ただ、その種類の豊富さに関しては他のジャンルの追随を許しません。断面とて同じです。アンモナイトごとに断面の模様は異なります。こちらはマダガスカル産のアンモナイト、デスモセラスです。
デスモセラスはごく普通のアンモナイトの特徴を持っています。つまり平巻き型で、やや密巻きのアンモナイトです。巻きの密度についてはコラム「正常巻きアンモナイトの巻き方 ~密巻きとゆる巻き~」を御覧ください。いかにもアンモナイトらしい等角螺旋を描いているのがお分かり頂けることでしょう。
実はアンモナイトの巻き方にも様々な種類がありますが、このように平らな螺旋に巻いた殻を螺環(らかん)と言います。巻の内側を背(せ)、外側を(はら)と表現します。螺旋になっていると、背や腹を意識することは少ないのですが、巻が緩くなると、その違いがわかりやすくなります。最もわかりやすいのは、オルソセラスと言われる古い等速李で直線的な殻を持っているため、下側が腹、上側が背となります。
表面が虹色に輝いていますね。これをイリデッセンス(iridescence)と言います。アンモナイトの表層部にはアラゴナイトと呼ばれる成分が含まれています。化石になる過程(続成作用)でそれがカルサイトに変化すると、乳白色に変化します。ところがアラゴナイトのまま残されることがあり、そのケースに限り、このような美しい遊色を呈します。
中央でカットされています。もとは一つの個体です。
白い骨格のようなものが見えます。これを隔壁と言います。この隔壁によって多数の小部屋に仕切られています。この小部屋を気室(きしつ)と言います。文字通り気体が入る部分で本来は空洞でした。中央の非常に小さな点から成長が始まり、徐々に部屋を増やしながら巨大化していきます。断面の図はアンモナイトの成長の記録と言えます。
表側、断面ともに楽しめるお得な標本です。
遊色に焦点を合わせて撮影しました。
穴が空いているのが本来の姿です。
アンモナイトの中心(ヘそ)が残されています。中心には初期室があります。初期室とは巻き始めの球体のことです。アンモナイトには必ず初期室があります。一方、同じ頭足類で外観が似ているオウムガイの殻には初期室が存在しません。初期室を持つことがアンモナイトの定義の一つです。
100円玉との比較。アンモナイトの内部構造を学ぶことができるアンモナイト、デスモセラスの上質の化石です。
商品スペック
商品ID | an1468 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 展示スタンド付き!アンモナイト、デスモセラス(Desmoceras)のカット&ポリッシュ標本 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径5cm 厚2.6cm |
商品解説 | 展示スタンド付き!アンモナイト、デスモセラス(Desmoceras)のカット&ポリッシュ標本 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。