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北海道でしか産出しない異常巻きアンモナイト、ムラモトセラス・エゾエンセ(Muramotoceras yezoense)。北海道大夕張上巻沢産。/【an1462】
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こちらは北海道大夕張上巻沢産の異常巻きアンモナイト、ムラモトセラス・エゾエンセ(Muramotoceras yezoense)です。
ムラモトセラスは立体螺旋状に巻き、成体になるほど平たくなります。
明らかに平巻きでは無いことが分かります。ただ立体構造の高さはそれほどでもないため、成体に近い個体と考えられます。また、肋(ろく)がはっきりしており凹凸が深いことも分かります。これも成体の特徴です。
裏側。
ムラモトセラスは北海道だけで採集される貴重な標本で、チューロニアン(9390万年前から8980万年前)の示準化石でもあります。北海道からはパレミアン(1億1700万年前)からマストリヒチアン(6500万年前)までのアンモナイトが採集されます。ムラモトセラスはちょうど真中付近の年代のアンモナイトと言えます。
ムラモトセラスという属名は化石のアマチュア研究科の村本辰夫氏に由来しています。
ムラモトセラスはツリリテス超科ノストセラス科に属していますが、ツリリテス超科のアンモナイトは巻が崩れて伸び、多様な巻き方をする異常巻きアンモナイトの一群です。アニソセラス、マリエラ、ユーボストリコセラス、そして北海道アンモナイトの王様、ニッポニテスが属しています。
巡検メモあり。
100円玉との比較。北海道でしか採集されない異常巻きアンモナイト、ムラモトセラス・エゾエンセの標本です。
商品スペック
商品ID | an1462 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 北海道でしか産出しない異常巻きアンモナイト、ムラモトセラス・エゾエンセ(Muramotoceras yezoense)。北海道大夕張上巻沢産。 |
産地 | 北海道 日本 |
サイズ | 母岩含め全体6.4cm×5.6cm×高9.2cm |
商品解説 | 北海道でしか産出しない異常巻きアンモナイト、ムラモトセラス・エゾエンセ(Muramotoceras yezoense)。北海道大夕張上巻沢産。 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。