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ヘビのトグロのよう、白亜紀中期に現れた異常巻きアンモナイト、希少種マリエラ・ウーレルティー(Mariella oehlerti)。北海道雨竜郡幌加内町産。/【an1461】
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こちらは北海道産の異常巻きアンモナイト、マリエラ・ウーレルティー(Mariella oehlerti)です。希少種。
マリエラ・ウーレルティーの特徴である突起とヘビのとぐろのような巻きがよく現れている標本です。
マリエラ・ウーレルティーの産地としてよく知られる幌加内町産。ウーレルティーのほか、M・ベルゲリ、M・ドーセテンシス、M・ガリーニ等も幌加内町から産出します。
マリエラ・ウーレルティーは白亜紀中期、セノマニアン(1億50万年前から9390万年前)のアンモナイトです。
マリエラは希少属で、日本を含め、アフリカや中央アジアでしか採集されます。非常に珍しいアンモナイトと言えるでしょう。
北海道は異常巻きアンモナイトの宝庫です。マリエラは異常巻きアンモナイトの進化の中ほどの標本。進化は白亜紀後期にあらわれる、ニッポニテスやハイファントセラスへと向かいます。
突起が残されている箇所があり、まるでヘビがとぐろを巻いているかのよう。
北海道からは実に様々なアンモナイトが採集されます。その種類の豊富さは世界的に見ても特別な地域と言ってよいほど。特に異常巻きアンモナイトの豊富さでは世界トップランクの地域といえます。
マリエラはアンキロセラス亜目リツイテス科の標本です。
リツイテス科のアンモナイトは巻きがとけ、伸びた格好をしています。その巻き方は一様ではなく、様々な巻き方をしているのが特徴です。白亜紀中期に差し掛かる頃に登場した属種が多く、異常巻きアンモナイトのなかでも、そのアブノーマルぶりに徐々に磨きがかかっているようです。リツイテス科のアンモナイトは白亜紀末期(マーストリヒチアン)まで棲息していました。
マリエラの特徴は高い塔状の巻き方にあります。そして、ご覧のように多数の突起を持っています。
底面は平たくカットされています。
アブノーマルな姿を様々な角度から撮影しました。
突起は正確には4列あります。
やや巻きが下に解けています。堆積時の圧力によるものか定かではありません。
100円玉との比較。白亜紀の中頃に現れたリツイテス科を代表する異常巻きアンモナイト、マリエラ・ウーレルティーの標本です。
商品スペック
商品ID | an1461 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ヘビのトグロのよう、白亜紀中期に現れた異常巻きアンモナイト、希少種マリエラ・ウーレルティー(Mariella oehlerti)。北海道雨竜郡幌加内町産。 |
産地 | 北海道 日本 |
サイズ | 母岩含め全体7.3cm×6.5cm×高6.7cm |
商品解説 | ヘビのトグロのよう、白亜紀中期に現れた異常巻きアンモナイト、希少種マリエラ・ウーレルティー(Mariella oehlerti)。北海道雨竜郡幌加内町産。 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。