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神という種小名を授けられたアンモナイト、アイノセラス・カムイ(Ainoceras kamuy)の成体の化石。北海道産。/【an1458】
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北海道を代表する異常巻きアンモナイト、アイノセラス・カムイ(Ainoceras kamuy)です。カムイはアイヌ語で”神”を意味します。神という種小名を授けられたアンモナイトです。
北海道は世界のなかでも異常巻きアンモナイトの多産地域として知られています。アイノセラス・カムイはその名からも分かるように、北海道を代表する異常巻きアンモナイトの一つで、およそ8000万年前から7000万年前に棲息していたアンモナイトです。
アンモナイトの歴史の中でも最後期の近い属です。アンモナイトはその歴史の終盤に差し掛かると、巻がゆるいグループが現れます。巻き方には特殊なルールがあるとされるもの、初見では無秩序に見えるため、異常巻きアンモナイトと呼ばれています。
こちらは裏面。他の頭足類や貝の部分化石が認められます。
立体的にくり抜かれています。
北海道産アンモナイトの母岩は硬く加工がしにくい。その分、頑丈です。砂岩や石灰岩で置換されたアンモナイトとは手に持っただけで違いを感じます。
アイノセラス・カムイ。なんと神々しい名前でしょうか。アイノセラスとはアイヌの貝という意味。セラスは神。名前からしてアイヌ民族の誇りがひしひしと伝わってきます。
アイヌセラスは巻き方を年齢によって変えることでも知られています。若い個体は搭状螺旋形で、壮年期を迎えると徐々に平巻き型に移行します。こちらの個体は平巻き型なので、中年期以降と考えられます。
100円玉との比較。神々しい名前を持つアンモナイト、アイノセラス・カムイの成体の化石です。
商品スペック
商品ID | an1458 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 神という種小名を授けられたアンモナイト、アイノセラス・カムイ(Ainoceras kamuy)の成体の化石。北海道産。 |
産地 | 北海道 日本 |
サイズ | 本体3.4cm 母岩含め全体8.8cm×6.1cm×高4.8cm |
商品解説 | 神という種小名を授けられたアンモナイト、アイノセラス・カムイ(Ainoceras kamuy)の成体の化石。北海道産。 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。