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極めて希少、マダガスカル産三畳紀シーラカンス(Whiteia woodwardi)のネガポジ化石/【an1454】
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こちらはマダガスカル産のシーラカンス(Whiteia woodwardi)の化石です。古生代三畳紀の地層からの産出。
頭部先端(写真後部)が欠損していますが、ほぼ全形が残された、非常に希少な個体です。
シーラカンスと聞いて、1997年にインドネシアで現世種が発見されたことを覚えている人も多いのではないでしょうか。シーラカンスのグループは白亜紀末で絶滅したと考えられていましたが、実はわずかに棲息していたことが明らかになっています。
ただ、シーラカンスといっても、分類上の目(もく)レベル以下、多種多様に分かれているため、古代で絶滅して種も多数います。と申しますか、ほとんどの種は古代に絶滅しています。現世種とし知られるのは、ラティメリア(Latimeria)科になります。こちらの個体はウィテイア(Whiteiidae)科に属するシーラカンスになります。
ウィテイア科のシーラカンスは中生代三畳紀に棲息していたグループです。ちょうど恐竜が現れ始めた頃の海中に棲息していました。
こちらの標本はいわゆるノジュールで、ネガとポジが存在します。2つとも揃っています。
マダガスカルのAnkitokazoからはウィテイア科のシーラカンスが稀に発見されます。こちらはウィテイア科のWhiteia woodwardiです。この地域から採集されるウィテイア科は研究が進んでおり、属種まで明らかになっています。
ウィテイアは大きくはありませんが、丸く、線の複数入ったウロコなどシーラカンスならではの特徴を残しています。
ネガとポジを合わせて一つにしたもの。ノジュールとなるのは、魚が死骸となったのち周囲にアンモニアが発生し、海水に含まれる炭酸カルシウムと反応しボール状になり固化するためです。守られた生物は保存状態の良い化石になることが多いのです。
100円玉との比較。極めて希少な古代のシーラカンス、ウィテイアのノジュール化石です。
商品スペック
商品ID | an1454 |
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年代 | 中生代三畳紀(2億5100万 -- 1億9500万年前) |
学名 | 極めて希少、マダガスカル産三畳紀シーラカンス(Whiteia woodwardi)のネガポジ化石 |
産地 | Ankitokazo, Madagascar |
サイズ | 6cm×3.9cm×厚2cm |
商品解説 | 極めて希少、マダガスカル産三畳紀シーラカンス(Whiteia woodwardi)のネガポジ化石 |
魚化石とは?
恐竜が地球に誕生するはるか昔から、魚類は地球の海を泳いでいました。 古生代前期にはダンクルオステウス等に代表される板皮類(はんぴるい)類が台頭し、中生代に入ると、現世の魚類と同じ形をした硬骨魚類(こうかくぎょるい)が 現れます。
ダンクルオステウス
ブラジル産の魚化石。現世に生息する硬骨魚類(こうかくぎょるい)と同じ仲間。