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オウムガイの古代絶滅属、キマトセラス(Cymatoceras sp.)のカット&ポリッシュ標本/【an1431】
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オウムガイ、キマトセラスのカット&ポリッシュ標本です。
キマトセラスはオウムガイのなかで絶滅したグループで、およそ1億5千5百万年前から2300万年前まで海中に棲息していました。
ほとんど球体と言って良いボリュームのある外形をしています。
欧州、マダガスカル、日本、中南米、メキシコなど世界中の地層から採集されています。当時、オウムガイのなかでも大発展したグループだったと言えるでしょう。
アンモナイトとは逆方向に入った隔壁が美しい。
もとは一つ。オウムガイ全般について言えることですが、軟体部が収まる開口部が非常に大きい。
隔壁で仕切られた子部屋を結ぶ連室細管も見事に保存されています。中央を走っている小さな管のことです。
連室細管のアップ。ガスや海水を内部に運んだり出したりしていました。
100円玉との比較。
断面の美しさは一級品です。
商品スペック
商品ID | an1431 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | オウムガイの古代絶滅属、キマトセラス(Cymatoceras sp.)のカット&ポリッシュ標本 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径4.7cm 厚3.2cm |
商品解説 | オウムガイの古代絶滅属、キマトセラス(Cymatoceras sp.)のカット&ポリッシュ標本 |
オウムガイとは?
名前の由来
外観がオウムのくちばしに見えることから。英名はノーチラス(Nautilus)で、ギリシャ語の水夫に由来。
生きた化石
4億5000万年前~5億年前に誕生し、それから現在までほとんど進化していない。
眼
外側が平らになった独特の形をもつ。タコやイカのカメラ眼とは異なりレンズの構造がないため、視力はよくない。
食性
90本ほどの触手をもち、それぞれにあるシワに付着させる。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。