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二本木コレクション!国立科学博物館に鑑定標本として利用された国産のバキュリテス(Baculites)/【an1411】
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久々の二本木コレクションの登場です。北海道アンモナイトのコレクターなら、きっと皆さんご存知の二本木コレクション。書籍を手にとったことのある人も多いのではないでしょうか。今回は、書籍「私のアンモナイト物語・録」の16ページ左上から2番目に掲載されているバキュリテスをご紹介します。
北海道産の頭足類のなかでも、なかなかお目にかかることがないバキュリテス。真っすぐ伸びた殻が最大の特徴です。
バキュリテスは中生代白亜紀後期に発展した頭足類のグループの一つです。古生代に繁栄したオルソセラスとは異なりますので注意が必要です。
バキュリテスは成長するに従い徐々に直線的に伸びていきます。したがって、この個体は成体と考えて良いでしょう。
ノジュールに内包された状態で採集されました。
二本木さんは採集当時のことを、こう振り返っています。「大夕張の露頭で採集、当初は、あまりにも小さい楕円形の黒石で、ノジュールとは思えなかったが、形状から、内殻いっぱいに、二ポニテスでも?と考えて・・・」とのこと。結果、二ポニテスではなく、パーフェクトなバキュリテスが内包されていたというわけです。
もう一度この写真を再掲。二本木さんの言葉を借りれば、「先端まで完全に確認できる小さくて偉大な標本」。
巡検の経験がある人なら、ノジュールをハンマーで割る瞬間の期待、そして化石が内包されていたときの感動をお分かりいただけることでしょう。まして、内部から希少な国産のバキュリテスの完品が出てくれば・・・。このノジュールの割面を見ていると、当時の感動が伝わってくるようです。
このバキュリテスには逸話があります。二本木さんがニポニテスを国立科学博物館に寄贈された際、参考鑑定標本としていっしょに送付したのち、返却された標本とのこと。
100円玉との比較。決して大きな標本ではありませんが、北海道産のバキュリテスとしては大変優れた保存状態であることに加え、この標本にまつわるサイドストーリーの豊富さを考慮すると、まさに小さな巨人のような存在です。書籍のなかの標本を末永く大事にしてくださる次のオーナーを募集いたします。
商品スペック
商品ID | an1411 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 二本木コレクション!国立科学博物館に鑑定標本として利用された国産のバキュリテス(Baculites) |
産地 | 北海道 日本 |
サイズ | 本体2.5cm 母岩含め全体 5cm×3.2cm×2.5cm |
商品解説 | 二本木コレクション!国立科学博物館に鑑定標本として利用された国産のバキュリテス(Baculites)大夕張 王子の沢 |
バキュリテスとは?
バキュリテスは、アンモナイトなどと同じ頭足類ですが、オウムガイに近縁の種です。アンモナイトといえば、平巻き型を想像しますが、バキュリテスは真っ直ぐに伸びた形をしています。古生代のオルソセラス(直角貝) と似た形をしていますが、バキュリテスは中生代の最後の時代、白亜紀の後期の海に生息していた頭足類で、オルソセラスよりも、後の時代になって現れました。 幼体の段階では、巻きながら成長するため、先だけわずかに平巻き型で、それ以降は真っ直ぐ伸びた、面白い形をしています。