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縫合線模様が見事に現れた、白亜紀のアンモナイト(Cleoniceras sp.)/【an1391】
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白亜紀の頭足類、アンモナイト化石をご紹介します。本標本は、クレオニセラス種で、約1億2000万年前の層から見つかったものです。
アンモナイトの鑑賞の仕方は何種類かありますが、本品は縫合線(ほうごうせん)模様を楽しむタイプの標本です。カルサイト化したアンモナイトの殻の表面を少しずつポリッシュすると、ご覧の美しい模様が現れます。
こちらは反対面。どちらが表か裏か見分けがつかないほどの状態です。この優雅で美しい波模様ですが、菊の葉っぱににていることから菊葉模様と言われたりもします。中国でアンモナイトのことを菊石というのもこの模様に由来しています。
アンモナイトのサイズは8.1センチ。手の平から溢れるほどの大きさです。
全面が余すところなく菊葉模様で覆われています。形もパーフェクトで、歪みや変形もない大変上質な標本といえます。
断面もポリッシュされているのはポイントです。
この不思議な模様ですが、アンモナイトが海中を泳ぎ回っていたとき、すなわち生きていた時には見えていません。殻をごく僅か削ったところに見られる模様だからです。
縫合線模様はアンモナイトの内部構造と深く関わりがあります。アンモナイトの中の構造ですが、小さな小部屋のような仕切りが幾つもそんざいしています(気室)。気室とよばれる仕切られた小部屋の中では、ガスと空気で満たされており、これらの比率を入れ替えて、アンモナイトは水中浮遊することができました。この仕切り壁(隔壁とよばれます)が、殻の表層に接触するときに出来上がったのが、この菊葉模様です。
表層に当たるとき、隔壁は複雑に折れ曲がるため、このような模様ができたというわけです。ダンボールの断面が波板のような構造になっているのをご存知でしょうか?あれはダンボールの強度を高める効果的な構造なのだそうですが、アンモナイトの縫合線もちょうど同じような機能を果たしています。アンモナイトは表層に接する箇所を波模様にすることで、強度を高めていました。
生き延びるためのアンモナイトの作戦とも取れる縫合線模様。これを発見し、鑑賞物として愛でるようになったのは我々人類です。アンモナイトにとっては、生き延びるために進化してきた仕組みの一つでしょう。1億年以上の時を経て、この優雅な模様を人間が美しく感じるというのは、何とも不思議で趣深いものです。
上質で充分なサイズのクレオニセラスアンモナイト。同種の遊色標本と並べて対比展示するのも、展示方として大変面白いと感じます。
商品スペック
商品ID | an1391 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 縫合線模様が見事に現れた、白亜紀のアンモナイト(Cleoniceras sp.) |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径8.1cm 厚2cm |
商品解説 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。