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デザインのお手本にもなった螺旋模様が見られます。初期のアンモナイト、ゴニアタイト(Goniatite)/【an1387】
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こちらは、古生代デボン紀のアンモナイト、ゴニアタイト種です。ゴニアタイトはアンモナイトの中でも時代が古いタイプ(初期型)のアンモナイトとして知られています。
どう見ても螺旋階段にしか見えないこのフォルム。アンモナイトは中心部分を起点として、外へ外へと殻を付け足し巻きながら成長する生き物です。アンモナイトはすでに絶滅していますので、現世には存在していません。頭足類に分類されるアンモナイトは、現世のイカやタコの遠い親戚のような存在です。
中心のブラウン色の部分がアンモナイトが最初にできた部屋です。この部分を「初期質」といいます。アンモナイトは小さな卵として生まれてくるのですが、その大きさは1ミリ程度だったと考えられています。アンモナイトによく似た生物にオウムガイがありますが、こちらの卵の大きさは、アンモナイトに比べ遥かに大きいようです。直径2センチほどはあるとのことですから、アンモナイトの20倍の大きさになります。形はよく似た両者ですが、このあたりは全く異なります。
アンモナイトは内部に「外套膜(がいとうまく)」とよばれる肉質の器官を携えていたのですが、この外套膜とよばれる部分が殻を分泌して新たな殻を作っていました。アンモナイト本体はというと、新たな殻ができると軟体部を前へ押し出されます。アンモナイトは殻を付け足し付け足し成長して、だんだん大きくなっていく、というわけです。
本標本をじっくり見ると、螺旋状に巻いた白色部分は途中までで終わっており、濃いブラウンに色が変わっていますね。この濃いブラウン色の部分は、アンモナイト本体の軟体部が収められていたところだと考えられます。住房(じゅうぼう)とよばれる部分です。一方、白い部分は気房(きぼう)とよばれます。気房だけを見ると、螺旋を仕切るように何本も線が縦に入っているのが分かります。この線は隔壁(かくへき)とよばれるのですが、この線は、アンモナイトが成長する際、軟体部が前方へ押し出される時、直前の隔壁とのあいだに隙間が生じるのを埋めるように作られると考えられています。
アンモナイトは実に機能的、合理的に成長する生き物なのですが、彼らが作り出す模様は、驚くほどデザイン性に富んだものだったことがわかります。
現に、人類は古くから螺旋模様をデザインとして取り入れて来たようで、古代から建築物などの彫刻で用いられたり、織り物、ロゴなどで使われています。
アンモナイトの螺旋模様が古今東西、人類に好まれてきたのはなぜでしょうか?螺旋はある点を中心に回り進む、という動きのあるデザインなので、躍動感のようなものを感じさせます。また、同じ位置に戻ることがないデザインなので、無限に上昇するイメージが膨らみ「永遠性」のようなものを彷彿とさせるのかもしれません。アンモナイト自身はもちろんそんなことは知らないはずですが・・・。進化というマイナーチェンジを繰り返しながら、世界中で3億5000万年もの間存在したアンモナイト。彼らが大変な長生きな種であったのは、あながち不思議なことではないのかもしれません。
アンモナイトの構造を知るには最適な標本です。ゴニアタイトアンモナイトを手にした方がない、という方にもおすすめしたい標本です。
商品スペック
商品ID | an1387 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | デザインのお手本にもなった螺旋模様が見られます。初期のアンモナイト、ゴニアタイト(Goniatite) |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体直径4.5cm 母岩含め全体 直径7cm×6.6cm×厚2cm |
商品解説 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。