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マダガスカル産遊色アンモナイト高品位厳選品。なぜこんなに美しいのか?その秘密の一端を謎解く。/【an1337】
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マダガスカル産の高品位イリデッセンス(iridescence)アンモナイトです。弊社がこだわって仕入れた厳選品になります。クレオニセラス属ならではの、ゆるやかなS字の肋(ろく)に沿って、フルレンジの遊色を呈します。
世界広しと言えど、マダガスカルは最も美しいアンモナイトの原産地の一つでしょう。マダガスカルを含むアフリカ全土の様々な地域でアンモナイトは発見されるものの、未開発の地域も多いため、マーケットで紹介される標本はまだまだ少ないと思われます。その中で、マダガスカルは1930年代よりフランス陸軍将校により何百もの新種が記載されてきた歴史があります。その将校は軍隊を使って、アンモナイトの収集を行い専門書を書き上げる等、アンモナイトの研究にも大いに貢献したそうです。
この美しい遊色をご覧ください。ほとんどのアンモナイトでは、このような遊色を目にすることはできません。何故でしょうか?
それは、アンモナイトの表層部に存在するアラゴナイトとキチン層が破壊され、あるいは続成作用によって、流れ出して他の物質に置換されてしまうためです。ところが、本標本は、表層部の極薄層が失われることなく残ったため、このような真珠光沢を保っているのです。
マダガスカルは現在は陸地(世界で4番目に大きな島)なのに、なぜ水棲生物の化石が採集されるのか、と疑問に思った人も多いのではないでしょうか?マダガスカルのほとんどは、中生代白亜紀の時代、海面下にあったのです。また、現在のアフリカ東部とインドが近接していました。
生物の遺骸が地層中に堆積し化石化する過程のことを続成作用と言いますが、普通、アラゴナイトは、カルサイトに置換しまい、遊色効果を失います。ところが、本標本のように、アラゴナイトが維持され、キチン質とともに多重干渉を起こすものがごくごく稀に存在するのです(カナダ産のアンモライトのように、殻表層部がいったん破壊され、再結合することで、素晴らしい遊色効果を持つものもあります)。
この個体は、青から赤まで可視光をほぼフルレンジで堪能することができます。しかも写真のように、あらゆる色が同時に現れる角度が存在します。いかに多様な色の変化を見せるか、お分かりいただけるでしょう。
遊色効果を持つマダガスカル産のアンモナイトにはいくつかの属が存在しますが、個人的にはクレオニセラス属の遊色が中でも特に美しいと感じます。程よい肋(ろく)のうねりがあり、遊色効果の複雑性を高めているように思います。ビューダンティセラスやデスモセラスなど肋(ろく)の凹凸が小さいタイプは、全く別の味わいがあり、好みの分かれるところかもしれません。
1億年の時を経てもなお、真珠光沢を失っていません。
裏面も素晴らしいイリデッセンス(iridescence)を堪能できます。
ヘソ付近にはとても濃い青が現れます。
表面の遊色は整然としており、クリーンな印象。
裏面はカオスな味わい。カオスな遊色は動かしながら見ると、ダイナミックな印象を受けます。写真以上に魅力を感じるでしょう。
100円玉との比較。直径最大部8.1cmの大きな標本です。一級の輝きを持つ、マダガスカル産のクレオニセラスの高品位厳選品です。
商品スペック
商品ID | an1337 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | マダガスカル産遊色アンモナイト高品位厳選品。なぜこんなに美しいのか?その秘密の一端を謎解く。 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径8.1cm |
商品解説 | マダガスカル産遊色アンモナイト高品位厳選品。なぜこんなに美しいのか?その秘密の一端を謎解く。 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。