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ヨークシャー産のノジュール。ジュラ紀前期(約1億8千年前)のアンモナイト、ダクチリオセラス(Dactylioceras sp.)/【an1256】
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イングランド・ヨークシャーコースト産のダクチリオセラスのノジュール標本です。ネガとポジに分離した見事な産状です。
いかがでしょう。このナチュラルで美しいネガポジ。上がネガ(凹んでいる側)で、下がポジ(盛り上がっている側)です。
合わせると一つのボールのように。このような化石をノジュールと言います。ノジュールとなるのは、アンモナイトが死骸となったのちアンモニアが発生し、海水に含まれる炭酸カルシウムと反応し、死骸のまわりに集積するためです。
イングランドには有名な化石の産地がいくつもあります。最も有名なのは、何と言っても、イングランド南部に位置するジュラシック・コーストでしょう。その名の通り、ジュラ紀の地層があり、19世紀前半に化石収集を生業としていは、アニングにより発見されたことは、あまりにも有名です。現在ではユネスコの文化遺産にも登録されています。一方、この化石は、イングランド頭部のヨークシャー・コーストから採集されたものです。
ネガティブサイド。アンモナイトを象った形になっていて、非常に面白い。ヨークシャー・コーストでは、ジュラ紀前期(およそ1億8千万年前)の地層があり、アンモナイトをはじめ様々な良質の化石が採集されています。ジュラシック・コーストほどではいにせよ、化石の有名産地の一つと言って良いでしょう。
一般にディティールが失われやすいネガティブサイドですが、ほぼパーフェクトな状態で保存されています。
ポジティブサイドについては、申し分のない見事な状態。アンモナイトの中心部(ヘソ)の奥の奥まで残されています。
その昔ヘビと見間違えられたと言われるダクチリオセラスのゆるい巻き方。
100円玉との比較。本体直径最大部6.2cm。
実にクラシカルな味わいの、上等品です。イングランド・ヨークシャー産のジュラ紀のアンモナイト、ダクチリオセラスの上質品です。アンモナイトコレクターならば必ず抑えておきたい産地と種です。
商品スペック
商品ID | an1256 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | ヨークシャー産のノジュール。ジュラ紀前期(約1億8千年前)のアンモナイト、ダクチリオセラス(Dactylioceras sp.) |
産地 | Whitby, Yorkshire. England |
サイズ | 本体直径6.2cm 母岩含め全体8cm×6cm×5cm |
商品解説 | ヨークシャー産のノジュール。ジュラ紀前期(約1億8千年前)のアンモナイト、ダクチリオセラス(Dactylioceras sp.) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。