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パカっと開く、ネガポジ標本、ジュラ紀を代表するアンモナイト、ダクチリオセラス(Dactylioceras sp.)/【an1253】
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イングランド産のダクチリオセラスです。パカっと開くノジュール型の標本です。左側がポジティブサイド(膨らんでいる)、右側がネガティブサイド(凹んでいる)です。
いかにもダクチリオセラスらしい、典型的なフォルム。ゆるく何重にも回る巻き方、ピッチの狭い肋(ろく)、大きくない開口部など。典型的なゆる巻き型のアンモナイトです。
化石の存在がまだ知られていなかった頃、ダクチリオセラスの化石はヘビの化石だと思われていたとのこと。確かにとぐろをまいたヘビに見えなくもない?皆さんはいかがでしょうか?
ノジュールに収まっていたアンモナイトは、ほとんど例外なく、保存状態に優れます。ノジュールに包まれて、外部環境に曝される機会が少なかったことによります。
こちらはネガティブサイド。アンモナイトの殻が象られた面白い形をしています。
表面が外部に曝される通常の産状では、ここまでディティールが残ることは稀です。ノジュール型化石の魅力の一つですね。
ぴったりと合わさります。これをノジュールと言います。ノジュールとなるのは、アンモナイトが死骸となったのちアンモニアが発生し、海水に含まれる炭酸カルシウムと反応し、死骸のまわりに集積するためです。
100円玉との比較。中生代ジュラ紀を代表するアンモナイトの一つ、ダクチリオセラスの高品位標本です。ダクチリオセラスは様々な産地から採集されますので、比較すると楽しみもあります。
商品スペック
商品ID | an1253 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | パカっと開く、ネガポジ標本、ジュラ紀を代表するアンモナイト、ダクチリオセラス(Dactylioceras sp.) |
産地 | Whitby, Yorkshire. England |
サイズ | 本体直径7.3cm 母岩含め全体9cm×8cm×5.2cm |
商品解説 | パカっと開く、ネガポジ標本、ジュラ紀を代表するアンモナイト、ダクチリオセラス(Dactylioceras sp.) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。