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重厚感溢れる、ネガポジ揃った、渋い色合いに心惹かれるダクチリオセラス(Dactylioceras sp.)/【an1249】
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イングランド産のアンモナイト、ダクチリオセラスです。同地域のジュラ紀を代表するアンモナイトの一つ。非常にピッチの小さい肋(ろく)が特徴的です。
この化石、なんとノジュールです。ノジュールとは、有機物を含む丸い石のことで、ハンマーでたたくと、パカっと割れます(中に化石を含んでいる場合が多い)。
ノジュールとなるのは、生物が死骸となったのちアンモニアが発生し、海水に含まれる炭酸カルシウムと反応し、死骸のまわりに集積するためです。こちらはネガ側。印象化石です。
そしてこちらはポジ。本体が残っている方。
合わせると、ぴったりとくっつきます。もとは一つの標本なので、当然といえば当然なのですが、ぴったりあうと嬉しいものです。
ダクチリオセラスの特徴がよく備わった標本です。ノジュールで守られていたため、保存状態も素晴らしい。
何より、ノジュール化石であること自体、一つの価値と言えるでしょう。
ヘソまできれいに残っています。巻きが中心で一気に収束しないタイプ。いわゆる”ゆる巻き”ですね。
アンモナイトの存在を知らなかった昔の人は、ヘビの化石と思ったとか。それがダクチリオセラスならば、さもありなん・・・。
こちらはポジ側です。ネガ側に中途半端に持っていかれることなく、見事に残っています。
そして、こちらがネガ側です。こちらも、完全に型が抜かれたような状態。素晴らしい。
いつもはこうして保存しておけば、酸化も防ぎやすい。
100円玉との比較。ノジュールの直径は9cm。標本全体で865gあります。ずっしりとした重みが、所有感を満たしてくれます。
商品スペック
商品ID | an1249 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 重厚感溢れる、ネガポジ揃った、渋い色合いに心惹かれるダクチリオセラス(Dactylioceras sp.) |
産地 | England |
サイズ | 本体直径6cm 母岩含め全体9cm×8.5cm×6.4cm 865g |
商品解説 | 重厚感溢れる、ネガポジ揃った、渋い色合いに心惹かれるダクチリオセラス(Dactylioceras sp.) |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。