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古生代の異常巻きアンモナイト、リツイテス(Lituites)/【an1186】
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非常に面白い巻き方をしたアンモナイトの仲間、リツイテスです。中国湖南省産。
アンモナイトの異常巻きは、中生代後期によく見られる形です。本標本は恐竜時代よりにさらに前の古生代の地層から採集された標本。
異常巻きというよりゆる巻きの近いかたち。
隔壁を仕切る模様は、ゴニアタイトのようなシンプルなものです。
中生代のアンモナイトにはないシンプルな模様でありながら異常巻きの形をした面白い頭足類です。冒頭でアンモナイトと書きましたが、正確にはオウムガイの仲間です。
裏面。平置きが最も安定します。
オウムガイとアンモナイトは形こそ似ていますが、少し系統の違うグループです。やや遠縁の親戚の親戚とでもいいましょうか。
ここまで見ますと、古生代の代表的な頭足類のゴニアタイトのゆる巻き型に似ています。
ところが、ここからほぼまっすぐにずど~んと伸びるところが違います。
ここまでいっしょ。
ここからずど~ん。
ゴニアタイトと同じ点は、このシンプルな隔壁の模様です。白亜紀のアンモナイトの複雑な縫合線模様よりもこのシンプルな模様のほうが好み、というコレクターも少なくありません。
商品スペック
商品ID | an1186 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 古生代の異常巻きアンモナイト、リツイテス(Lituites) |
産地 | 中国、湖南省 |
サイズ | 本体直線距離10.5cm 母岩含め全体12.9cm×5cm×厚3cm |
商品解説 | 古生代の異常巻きアンモナイトとして知られるオウムガイ類のリツイテスの化石です。 |
オウムガイとは?
名前の由来
外観がオウムのくちばしに見えることから。英名はノーチラス(Nautilus)で、ギリシャ語の水夫に由来。
生きた化石
4億5000万年前~5億年前に誕生し、それから現在までほとんど進化していない。
眼
外側が平らになった独特の形をもつ。タコやイカのカメラ眼とは異なりレンズの構造がないため、視力はよくない。
食性
90本ほどの触手をもち、それぞれにあるシワに付着させる。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。