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螺旋巻きがよく分かる!初期のアンモナイトゴニアタイト/【an107】
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アンモナイトの中でも本標本ゴニアタイトは、中生代デボン紀からペルム紀の初期にかけて繁栄した、親分的存在のアンモナイトです。
アンモナイトの形を皆様が想像したとき、「これぞまさしくアンモナイトだ!」と言いたくなるような、密に巻いた平巻きの形をしています。
なんて上品な出で立ちでしょう。ポリッシュされた表面がつるつる!そしてこの美しい螺旋が特徴です。
この部分、特徴的です。縦に走る線は隔壁(かくへき)といって、アンモナイトがガス交換を行うための小さな仕切り部屋です。
人工では決して作れないこの色彩。そしてこの螺旋形。左側の黄土色の部分には、アンモナイト本体が収められていたのでしょう。もっとも、軟体部分はこれまで化石として見つかっていませんので、全体像は謎のままですが。ここにイカやタコに似た、触手のある生き物が入っていたようです。
ヘソ部分(アンモナイトの中心部分)です。最後まで綺麗に巻かれています。
結構厚みがあるんですよ。最大でおよそ3cmの厚みです。結構大きな軟体動物が入っていたのでしょうね。
ところで、アンモナイトと、オウムガイの違いを見分ける方法をご存知でしょうか?
アンモナイトは隔壁が外側に向けて膨らんでいます。
隔壁の線が膨らんでいるのが確認できますね。
それに対して、オウムガイは内側(ヘソ側)へむかって線が膨らんでいくのです。よーく観察してみると、面白い違いです。
手のひらに余るくらいのサイズ。存在感ばっちりですが、大きすぎもせず、とても扱いやすいサイズかと思われます。
こういう側面も手にもつと見たくなっちゃうんですよね。きれいです。
う~ん、それにしてもこの照り感はすばらしい。
初期のアンモナイト、ゴニアタイトの良さを余すとこなく引き出してくれる標本です。上品でシックな色合いをお探しの方におすすめです。
商品スペック
商品ID | an107 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 螺旋巻きがよく分かる!初期のアンモナイトゴニアタイト |
産地 | Morocco |
サイズ | 最長部12.5cm |
商品解説 | アンモナイトの初期の形、ゴニアタイトの登場です。 ベージュと淡いグレーをベースにした、上品な色合いのアンモナイトです。 本標本の特徴は、隔壁の形が良く分かることです。 らせん状に巻いた美しい形を最大限に生かした標本で、まさに「アンモナイトらしい」形です。 |
この商品を購入されたお客様のお声
届きました。重厚な質感でコレクションに加えさせて頂きました。
滋賀県/男性
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。