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縫合線が3Dのように浮き出て見える!マダガスカル産クリオニセラス/【an071】
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縫合線が3Dのように浮き出て見える!マダガスカル産のクリオニセラス化石が登場です。
6cmで手のひらにおさまるちょうどよいサイズです。この標本は何といっても複雑な縫合線の美しさが特徴です。
縫合線って人工的なもの?何を縫い合わせたの?
いいえ。縫合線はアンモナイト自身がつくりだした進化の痕跡です。
アンモナイトの殻の中には、気房(きぼう)とよばれる構造があります。気房は隔壁(かくへき)とよばれる薄い壁によって仕切られていて、これによってガス交換を行なって浮力を調節しています。この隔壁のヒダは、殻の本体とぶつかり合う部分で複雑に折れ込むといった特徴があるんです。
このヒダが、我々には菊の葉模様となって表面に見えるというわけです。この菊歯模様のことを縫合線といいます。
波模様のほうが強度が高まるという事実は、ダンボールの芯部分や波板をご覧になった方はご存知でしょう。アンモナイトは、本能的にそれを知り、進化して波模様を複雑化していったというわけです。
我々は、アンモナイトの芸術的価値をこの縫合線に見出していますが、アンモナイトにとっては、必死に生き伸びるため施した結果だったというわけですね!
この標本は、縫合線を鑑賞するために特化しているといってもよい標本です。なにせ、3Dに浮き上がって見えるんですから。写真では伝わりにくいのが残念!お手元に渡った方はぜひ間近でチェックしてみてくださいね。
透き通ってみえるくらいきれいに磨きあげられたアンモナイト。
最高です。
大きすぎもせず、小さすぎもしない、ちょうどよい手のひらサイズ。アンモナイトがつくりあげたアートデザインを思う存分お楽しみ下さい。
商品スペック
商品ID | an071 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 縫合線が3Dのように浮き出て見える!マダガスカル産クリオニセラス |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径最長部6cm |
商品解説 | 縫合線が3Dのように浮き出て見える!マダガスカル産クリオニセラスアンモナイトです。 本標本の特徴は、とにかく縫合線の出方が美しいことです。 つるつるに磨きあげられたアンモナイトの表面には、菊葉模様の縫合線が浮き出るように見られます。 いつまでも見ていたくなるような模様をお楽しみください。 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。