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米国サウスダコタ州の白亜紀後期の地層より発見されたバキュリテス(Baculites)の殻の化石/【am2441】
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米国サウスダコタ州の白亜紀後期の地層より発見されたバキュリテス(Baculites)の殻の化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【am2441】
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こちらは白亜紀後期に海中に生息していた頭足類、バキュリテスの部分的な化石です。美しい縫合線が見られますね。バキュリテスはアンモナイトと同じグループに属し、白亜紀後期の特定の地層でのみ見つかります。この化石は米国サウスダコタ州で発見されました。
こちらの標本には美しい縫合線が見られます。縫合線とは、殻の表面に現れる骨格の露出部分です。時代が新しくなるほど、縫合線は複雑化する傾向があります。これは、進化の結果として、より強度を高めながら軽量化したためだとも言われています。
アンモナイトの仲間といえば、渦巻き状の殻を思い浮かべるかもしれませんが、バキュリテスはまっすぐな殻を持っていました。古生代に生息していたオルソセラスも直線的な殻を持っていましたが、バキュリテスは白亜紀後期に生息していた比較的新しい頭足類の仲間で、オルソセラスとは明確に異なります。種類は異なるものの、似たような見た目になることは自然界ではよくあり、これは収斂進化と呼ばれています。その他の例として、コウモリと鳥、オオカミとタスマニアンタイガー、ハチとハチドリなどが挙げられます。
白亜紀後期の頭足類の縫合線は、「菊葉模様」と呼ばれます。
部分化石ではあるものの、かなりの幅があり、立派なオルソセラスの一部だと推察されます。
象形文字のような不思議な模様ですね。
左右約55ミリほどあります。
100円玉との比較。米国サウスダコタ州の白亜紀後期の地層より発見されたバキュリテスの殻の化石です。
商品スペック
商品ID | am2441 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 米国サウスダコタ州の白亜紀後期の地層より発見されたバキュリテス(Baculites)の殻の化石 |
産地 | South Dakota, U.S.A. |
サイズ | 母岩含め全体5.5cm×4.4cm×厚2.3cm |
商品解説 | 米国サウスダコタ州の白亜紀後期の地層より発見されたバキュリテス(Baculites)の殻の化石 |
バキュリテスとは?
バキュリテスは、アンモナイトなどと同じ頭足類ですが、オウムガイに近縁の種です。アンモナイトといえば、平巻き型を想像しますが、バキュリテスは真っ直ぐに伸びた形をしています。古生代のオルソセラス(直角貝) と似た形をしていますが、バキュリテスは中生代の最後の時代、白亜紀の後期の海に生息していた頭足類で、オルソセラスよりも、後の時代になって現れました。 幼体の段階では、巻きながら成長するため、先だけわずかに平巻き型で、それ以降は真っ直ぐ伸びた、面白い形をしています。