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美しい!オレンジ、グリーンのほか、様々な中間色を呈する、非常に美しいアンモライト(Ammolite)のピース/【al428】
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こちらは、カナダ・アルバータ州産の色とりどりに輝く宝石、アンモライト(Ammolite)の一品です。アンモライトは約8000万年前のアンモナイトであるプラセンチセラスの殻が化石化したものです。殻の表層には真珠層が含まれており、光を受けてキラキラと輝きます。
化石であるアンモライトですが、近年は宝石としての地位を確立しています。1981年には世界宝石連盟により、正式に宝石として認定されました。また、2007年にはカナダ・アルバータ州レスブリッジ市の公式の宝石にも指定され、2022年にはアルバータ州の公式の宝石となっています。
多くのアンモライトには、写真のように特有のクラックが見られます。これは長い堆積期間中に分解と凝固を繰り返した結果、遊色層が分厚くなり、鮮やかで濃い色を呈するようになったと言われています。
アンモライトは、アラゴナイトや方解石などで構成されていますが、殻にはアルミ、バリウム、クロム、カッパー、マグネシウム、チタンなどのさまざまな微量元素が含まれていることがあります。真珠光沢はアラゴナイトの微細構造によるもので、オレンジやグリーンを中心にさまざまな色が見られます。層が厚いと暖色系の色が強く、薄くなると寒色系の色が見られると言われています。
裏面です。
左右約25ミリほどの大きさです。表面には薄くエポキシコーティングが施されており、これは約1ミリ程度の薄い遊色層を保護するためです。このコーティングは、研磨された美しい輝きを長く維持するための処理で、アンモライトを保護するための標準的な手法です。
100円玉との比較。オレンジ、グリーンのほか、様々な中間色を呈する、非常に美しいアンモライトのピースです。
商品スペック
商品ID | al428 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 美しい!オレンジ、グリーンのほか、様々な中間色を呈する、非常に美しいアンモライト(Ammolite)のピース |
産地 | Alberta, Canada |
サイズ | 2.5cm×2.1cm×最厚部0.5cm |
商品解説 | 美しい!オレンジ、グリーンのほか、様々な中間色を呈する、非常に美しいアンモライト(Ammolite)のピース |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。