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カナダ・アルバータ州が産んだ宝石、レッド、オレンジ、グリーンを呈する美しいアンモ「ラ」イト(Ammolite)のピース/【al424】
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こちらはカナダ・アルバータ州産の宝石、アンモライトです。赤、オレンジ、緑の色彩が特徴的で、バランスよくクラックが入っており、一般的に「ドラゴンスキン(竜の鱗)」と呼ばれる状態です。空想上の動物であるドラゴンの鱗を思わせることから、ロマンチックな愛称が付けられたのでしょう。
世界中で遊色するアンモナイトの化石は見つかりますが、最も有名なのはやはりカナダの「アンモライト」です。語尾の「ite」は「石」を意味しますが、アンモライトは実際には白亜紀後期に海中で生息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が化石化したものです。数千万年の時を経て、少しずつ化石化する過程で、破砕と固化が繰り返され、その結果、遊色層が厚くなったと考えられています。このため、他の産地では見られない鮮やかで深みのある色彩を持っています。
ドラゴンスキン模様は、ステンドグラスにたとえられることがあります。赤やオレンジ、緑など、さまざまな色が織りなす非常に美しいピースです。
表面には、繊細な遊色層を保護するために薄い樹脂コーティングが施されています。
アンモライトは、化石コレクターはもちろん、宝石愛好家からも人気があります。1981年には世界宝石連盟によって正式に宝石として認定されました。生物起源の宝石は、アンモライトのほか真珠や琥珀などわずかしかなく、非常にユニークな存在です。近年では、化石としてよりも宝石としての人気が高まっており、ジュエリーなどに加工されています。
裏面はプラセンチセラスの母岩である褐色の頁岩がそのまま使用されています。頁岩とは泥やシルト(粘土鉱物を含む細粒の堆積物)を指します。主に河川や湖、海底などに堆積しています。
側面から撮影しました。一見すると薄いようですが、アンモライトは比較的硬い石なので、十分な強度があります。
左右64ミリほどあります。
100円玉との比較。カナダ・アルバータ州が産んだ宝石、レッド、オレンジ、グリーンを呈する美しいアンモ「ラ」イトのピースです。
商品スペック
商品ID | al424 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | カナダ・アルバータ州が産んだ宝石、レッド、オレンジ、グリーンを呈する美しいアンモ「ラ」イト(Ammolite)のピース |
産地 | Alberta, Canada |
サイズ | 6.4cm×3.4cm×最厚部0.8cm |
商品解説 | カナダ・アルバータ州が産んだ宝石、レッド、オレンジ、グリーンを呈する美しいアンモ「ラ」イト(Ammolite)のピース |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。