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燃えるような赤、橙を呈する、カナダ・アルバータ州産の宝石、アンモライト(Ammolite)の天然石/【al417】
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こちらはカナダ・アルバータ州で採集された宝石、アンモライトです。アンモライトは、白亜紀後期に生息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が化石化したものです。殻表層の遊色層が特殊な堆積環境により、更に美しく変化したものです。採掘され一般に流通するものは、カナダ・アルバータ州産が大半です。こちらの個体は光があたるとご覧のように、万華鏡のように美しく輝きます。こちらの個体は、鮮やかな色を呈するアンモライトの中でも、とりわけ鮮やかで強い輝きを持っています。
多くのアンモライトには、ご覧のように、クラックが入っていることがあります。さらに、細かい鱗のようなクラックや、ステンドグラスのような味わいを持つピースもあります。他の地域でも、遊色するアンモナイトは見られますが、アンモライトは特に濃く鮮やかな色を帯びることで知られています。
遊色層は非常に薄く繊細ですので、保護のために、標本全体が薄く樹脂でコーティングされています。
アンモライトは化石でありながら、宝石としても楽しまれています。原石としてだけでなく、ジュエリーとして加工されることもあります。1981年には世界宝石連盟によって、正式に宝石として認定されています。生物起源の宝石は非常に珍しく、アンモライトの他にも琥珀や真珠などが該当します。
赤、橙を中心に燃えるような色合いが印象的です。
裏面は褐色の頁岩が露出しています。
最厚部6ミリほどあります。アンモライトは比較的硬い化石ですので、強度に問題はありません。ただし、遊色層は非常に繊細ですので、他の宝石と同様に丁寧に取り扱ってくださいね。
約3センチほどの原石です。
100円玉との比較。カナダ・アルバータ州産アンモライトの原石です。の燃えるような赤が特徴的です。
商品スペック
商品ID | al417 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 燃えるような赤、橙を呈する、カナダ・アルバータ州産の宝石、アンモライト(Ammolite)の天然石 |
産地 | Alberta, Canada |
サイズ | 3cm×2.4cm×最厚部0.6cm |
商品解説 | 燃えるような赤、橙を呈する、カナダ・アルバータ州産の宝石、アンモライト(Ammolite)の天然石 |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。