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非常に鮮やかなグリーンとレッドを呈する、カナダ産のアンモライト(Ammolite)のピース/【al407】
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こちらはカナダ・アルバータ州産のアンモライトのピースです。アンモライトは白亜紀後期のプラセンチセラスというアンモナイトの殻が化石化したものです。約8000万年という途方も無い期間を経て、独特の遊色を持つ宝石へと変化しました。
アンモライトは赤から紫までさまざまな色を呈します。こちらの標本は主に緑と赤に輝きます。これは殻の層が光を干渉させることによって生じたものです。遊色するアンモナイトは世界中に存在しますが、アンモライトほど、明瞭かつ濃い色を呈するものはありません。まさに遊色アンモナイトの王様というべき存在ですね。
アンモライトは北米西部ロッキー山脈東側斜面でのみ採集される希少な化石です。主にカナダのアルバータ州、まれにアメリカのモンタナ州からも発見されます。一般に流通しているものは、アルバータ州産のものです。
強いグリーンを呈する部分です。アンモライトはモース硬度4以上と比較的硬い化石です。ただ、表層部の遊色層は繊細なため、樹脂による保護が必要になります。こちらの標本にも薄く樹脂によるコーティングが施されています。
アンモライトはその美しさからジュエリーに加工されることが多いのですが、こうした天然石には、ジュエリーにはない味わいがあります。
裏面はプラセンチセラスの母岩である褐色の頁岩がそのまま使われています。
最厚部1センチほどあります。
左右43ミリほどあります。
100円玉との比較。非常に鮮やかなグリーンとレッドを呈する、カナダ産のアンモライトです。
商品スペック
商品ID | al407 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 非常に鮮やかなグリーンとレッドを呈する、カナダ産のアンモライト(Ammolite)のピース |
産地 | Alberta, Canada |
サイズ | 4.3cm×3.7cm×最厚部1cm |
商品解説 | 非常に鮮やかなグリーンとレッドを呈する、カナダ産のアンモライト(Ammolite)のピース |
この商品を購入されたお客様のお声
アンモライトのリピート。前回購入したときに、もう少し濃い目で、違うパターンのが欲しいと思い、待っていたら、丁度良い感じのが掲載され、迷わず購入しました。並べて置くと味わいの違いを楽しめ、少しだけ豪華になりました。もっと違う色味とパターンのアンモライトを、手に入れたいという欲が出てきて、はまって行きそうです。この度もありがとうございました。
北海道/男性
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。