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ピースというよりブロック!2面輝く!両面ともに濃い赤を楽しめるアンモライト(Ammolite)のブロック/【al399】
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こちらはカナダ・アルバータ州で採集されたアンモライトです。アンモライトはおよそ8000万年前の海に生息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が化石になったものです。化石であり、宝石としても認知サれている珍しいアイテムです。こちらの個体はご覧のように非常に濃い赤を呈します。
このような素晴らしい色を呈する現象を遊色と言いますが、遊色する層は殻の表層部わずか数ミリに限られます。その層を保護する目的で、薄く樹脂によるコーティングが施されています。
1981年には世界宝石連盟により正式に宝石として認定されたアンモライトですが、ジュエリーに加工されたり、このように原石として楽しまれます。化石のコレクターにはむしろこのような原石のほうが人気を博しています。
実はこの標本、光る面は2つあります。こちらの面ではクラックが浮かび上がってきました。このステンドグラスにも似たクラックはアンモライトの特徴の一つです。堆積期間中に分解され凝固したことで遊色層がより厚くなったと考えられています。その結果、他の遊色アンモナイトには見られない、濃く美しい色が現れます。
アンモライトの産地は限られており、北米ロッキー山脈東側斜面に限られます。とりわけカナダ・アルバータ州は一大産地として知られています。
こちらの標本は分厚いブロックタイプ。こちらは断面です。褐色の石はプラセンチセラスの母岩の一部です。
相当分厚い標本です。ピースというよりブロックといったほうがよいでしょう。プラセンチセラスというアンモナイトの一部であることが強く感じられる標本です。
左右62ミリ。
100円玉との比較。ご覧のように輝く面は2つあり、どちらも濃い赤を呈します。
商品スペック
商品ID | al399 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ピースというよりブロック!2面輝く!両面ともに濃い赤を楽しめるアンモライト(Ammolite)のブロック |
産地 | Alberta, Canada |
サイズ | 6.2cm×4.5cm×最厚部3.4cm |
商品解説 | ピースというよりブロック!2面輝く!両面ともに濃い赤を楽しめるアンモライト(Ammolite)のブロック |
この商品を購入されたお客様のお声
とてもギラギラしたアンモライトでした!思わず見入ってしまいました!
高知県/男性
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。