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グリーンとオレンジからなるドラゴンスキンをお楽しみあれ!カナダ・アルバータ州の自然が産んだアンモライト(Ammolite)のピース/【al393】
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こちらはカナダ・アルバータ州の自然が産んだ、宝石、アンモライトのピースです。今回の標本の特徴は、ご覧のように、非常に細かい美しいクラックにあります。この模様は「ドラゴンスキン」と呼ばれ、コレクターの間で非常に人気を集めています。
空想の動物、ドラゴンの鱗はきっとこんなふうに違いない、と人々に想起させる、素晴らしい色と模様です。ステンドグラスや万華鏡に例えられることもあります。
アンモライトは今では新しい宝石として広く知られていますが、その起源は白亜紀後期の海を泳いでいたアンモナイトの殻、具体的にはプラセンチセラスと呼ばれる生物のものです。このアンモナイトの殻の表面に存在していた遊色層が、何千万年もの歳月を経て、今日のような美しい宝石へと変化したと考えられています。ヒトはおろか類人猿さえも誕生していなかった時代に起源を持つ、ロマンあふれる宝石なのです。
先程から宝石と申していますが、たとえではなく、実際に世界宝石連盟により、1981年に認定されました。宝石というと、ダイアモンドやアメシスト、ルビーなどを思い浮かべるかもしれません。そのほとんどが鉱物なのですね。一方、真珠や琥珀、アンモライトなどはもとを辿れば生物の一部分でした。こうした生物起源の宝石は特別なカットがなされていなくても、美しく輝くのが特徴です。
裏面はプラセンチセラスの母岩が見られます。きめの細かい美しい褐色の頁岩です。
しっかりとした厚みがありますので、十分な強度があります。
左右55ミリほど。グリーン、オレンジを中心として素晴らしい輝きを見せてくれます。
100円玉との比較。ぜひアンモライトの美しさを実物で体感していただければと思います。
商品スペック
商品ID | al393 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | グリーンとオレンジからなるドラゴンスキンをお楽しみあれ!カナダ・アルバータ州の自然が産んだアンモライト(Ammolite)のピース |
産地 | Alberta, Canada |
サイズ | 5.5cm×4.7cm×最厚部1.7cm |
商品解説 | グリーンとオレンジからなるドラゴンスキンをお楽しみあれ!カナダ・アルバータ州の自然が産んだアンモライト(Ammolite)のピース |
この商品を購入されたお客様のお声
カナダアルバータのアンモライトアクセサリー品は 化石セブン様購入品を含めリング・ペンダントトップ等のアクセサリーを数点所持。オパールとはまた違った素晴らしさ。気軽に使えるのもあり愛用しております。今年は辰年ですが、竜の鱗とはよく名付けたもの。雷鳴とか恐竜の骨で竜を想起した古人のセンスが偲ばれます。グリーンの煌めきが素敵。レッド系も揃えたいと思います。
東京都/男性
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。