- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- アンモライトの化石販売
- グリーン&オレンジ、角度によってはブルーも!カナダ・ロッキー山脈東側斜面でのみ採集される、アンモライト(Ammolite)の上質のピース
グリーン&オレンジ、角度によってはブルーも!カナダ・ロッキー山脈東側斜面でのみ採集される、アンモライト(Ammolite)の上質のピース/【al351】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
こちらはカナダ・アルバータ州で採集されたアンモライトのピースです。アンモライトは特定の地域でのみ採集される希少な化石で、その美しさから世界中のコレクターから高い人気を博しています。
一枚上の写真と見比べると、青く輝く面積が増しています。アンモライトは、このように見る角度、光のあたる角度によって色が変化する特徴を持っています。この現象は遊色(play of color)あるいはイリデッセンス(iridescence)と言います。世界中に遊色が備わったアンモナイトは数あれど、アンモ”ラ”イトの美しさ、色の濃さはワンランク、いやツーランク上と言えるでしょう。まさに遊色アンモナイトの王様といってよい存在なのです。
アンモライトは、もともと白亜紀後期に海中に生息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻の化石です。殻にもともと備わっていたアラゴナイトからなる遊色層が数千万年の時を経て宝石へと変化しました。
事実、アンモライトは1981年に世界宝石連盟により正式に宝石として認定されています。生物起源の宝石は珍しく、琥珀や真珠など、そしてこちらのアンモライトなどに限られます。
鉱物起源の宝石とは異なり、カットや研磨などをさほどするこなく、素材そのものの美しさをそのまま活かしているのが特徴です。
ご覧のように光のあたり方によっては、目のさめるような鮮やかな輝きを放ちます。
側面から撮影。およそ12ミリ。アンモライトは比較的堅く強度も申し分ありません。
裏面です。
左右36ミリ。遊色層を保護するために表面には薄く樹脂がコーティングされています。
100円玉との比較。カナダ・ロッキー山脈東側斜面でのみ採集される、アンモライトの上質のピースです。
商品スペック
商品ID | al351 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | グリーン&オレンジ、角度によってはブルーも!カナダ・ロッキー山脈東側斜面でのみ採集される、アンモライト(Ammolite)の上質のピース |
産地 | Alberta, Canada |
サイズ | 3.6cm×3.4cm×厚1.2cm |
商品解説 | グリーン&オレンジ、角度によってはブルーも!カナダ・ロッキー山脈東側斜面でのみ採集される、アンモライト(Ammolite)の上質のピース |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。