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ドラゴンスキン!グリーン、イエロー、オレンジ、レッドなど流れるように美しい色の変化にご注目!カナダ産アンモ”ラ”イト(Ammolite)の上質ピース/【al325】
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こちらはカナダ・ロッキー山脈東側斜面でのみ採集される、宝石、アンモ”ラ”イトの上質ピースです。アンモ”ラ”イトはプラセンチセラスというアンモナイトの殻が化石になったもので、極めて美しい色を呈します。
アンモナイトの殻の表層には遊色層があり、光が当たると美しい色を呈します。ただし、長い堆積期間中に傷んで欠損してしまえば、そのような輝きを維持できません。アンモ”ラ”イトは特殊な堆積環境を経て、遊色層が残存するばかりか、より分厚く美しく輝くに立ったのです。他産地の遊色アンモナイトでは見られない、極めて濃く深い色を呈します。結果、アンモ”ラ”イトという固有名詞で呼ばれるに至りました(正確には某会社の登録商標なのですが、今や一般名詞のように使われています)。
1981年には世界宝石連盟により、正式に宝石として認定されました。生物起源の宝石は珍しく、こちらのアンモ”ラ”イトのほか真珠や琥珀などに限られます。
この模様を御覧ください。鱗(うろこ)のようなクラックが入っています。この模様をして、「ドラゴンスキン(竜のうろこ)」と呼ばれます。本当に竜がいたら、こんな鱗をしていたのかもしれない、と思うくらい美しい模様です。
カナダ・ロッキー山脈東側斜面で採集されるプラセンチセラスは、長い堆積期間中に一度破砕されたあと再凝固したと考えられています(されていないものもある)。結果、このようにステンドグラス状のクラックが形成されたと考えられています。美しい!
裏面は母岩がそのまま利用されています。この無骨な頁岩がアンモ”ラ”イトが化石であることを感じさせてくれますね。鉱物起源の宝石にはない味わいの一つ。
側面から撮影。
表面には薄く樹脂でコーティングが施されています。遊色層を保護する目的があります。
およそ7センチの立派なピースです。
100円玉との比較。グリーン、イエロー、オレンジ、レッドと様々な色を呈します。流れるように美しい色の変化にもご注目ください。
商品スペック
商品ID | al325 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ドラゴンスキン!グリーン、イエロー、オレンジ、レッドなど流れるように美しい色の変化にご注目!カナダ産アンモ”ラ”イト(Ammolite)の上質ピース |
産地 | Alberta, Canada |
サイズ | 7cm×6.5cm×最厚部1.9cm |
商品解説 | ドラゴンスキン!グリーン、イエロー、オレンジ、レッドなど流れるように美しい色の変化にご注目!カナダ産アンモ”ラ”イト(Ammolite)の上質ピース |
この商品を購入されたお客様のお声
獲物のバッファローを呼び寄せる石として、原住民たちはこれを革で包んで狩りの際に携えたと言われていますね。いろいろ光のあたり方を変えながら、アンモライトを手のひらの中で動かしていると、子どもの頃、河原で思いがけず綺麗な石を見つけて持ち帰り、そっと御菓子の缶の宝箱にしまっておいたときのようなあのワクワク感を久し振りに思い出しました。
神奈川県/男性
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。