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グリーンモンスター現る!コレクションの真ん中に置いていただきたい、アンモライトの極上ピース/【al212】
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こちらはアンモライトのピースの極上品です。まさに「百聞は一見にしかず」。その輝き、色の濃さ、複雑さ、などどれをとっても他の化石とは一線を画しています。
まず色の濃さを御覧ください。通常ライティング、画像はもちろん無加工です。
嘘偽りなき、ありのままの姿をそのまま写真に収まるとこうなるのです。
どの色も非常に濃く、五感が刺激される美しさがあります。
まるで蛍光色のように輝きます。ナチュラルでありながら、これほどまでに輝くのは、遊色アンモナイトの王様、アンモライトならではでしょう。
角度を変えると、また違う味わい。光が当たる角度に応じて、大きく色合いや色の質が変化します。この現象をイリデッセンス(iridescence)と言います。下の写真を御覧ください。
いかがでしょうか。グリーンが一気に優勢に。わずかしか角度を変えていないにもかかわらず、激変します。この変貌は写真だけでは伝えきれません。手でもって動かすと、万華鏡のように色が変化します。
横幅は54ミリ。
裏面は母岩が露出しています。アンモライトが光るのは表層部にあるアラゴナイトが堆積時に変質せずにそのまま保存されたおかげです。その層は殻の表層部に数ミリの厚さで残っているだけなのです。
表層部はホゴザイによって万遍無くコーティングされています。表層部を保存するために必要な処理です。
一度この化石を見始めたら、しばらく虜になることでしょう。
右に左に上に下に手を動かしながら、遊色をお楽しみください。
こちらは太陽光のもとで撮影。紫外線を含む光にさらすことでより色に深みが出ます。
一見緑に見える箇所もイエローやその中間色が多数入り混じっています。とくに太陽光のもとでは色の複雑性が増します。
お手元にすでにアンモライトをお持ちの方は、横に並べて比較してみてください。きっと色の深みや濃さなどに驚くことでしょう。
100円玉との比較。縦54ミリほどある立派なピースです。ぜひコレクションの真ん中に置いていただきたい、アンモライトの極上ピースです。
商品スペック
商品ID | al212 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | グリーンモンスター現る!コレクションの真ん中に置いていただきたい、アンモライトの極上ピース |
産地 | Albert, Canada |
サイズ | アンモライト本体5.4cm×3.9cm×厚1cm |
商品解説 | グリーンモンスター現る!コレクションの真ん中に置いていただきたい、アンモライトの極上ピース |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。