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希少!七色に輝く、均一な竜のウロコ状のアンモライト(Ammolite)/【al147】
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竜のウロコ状に輝く、カナダアルバータ州産アンモライトをご紹介します。
ほぅっとため息がでるほどの標本。こちらはアンモナイトがおよそ7000万年の時を経てオパール化した、遊色するアンモナイトで「アンモライト」と呼ばれます。アンモライトは化石であって、かつ宝石認定もされている希少な生物起源の化石標本です。本標本は、表面の細かい見た目から竜のウロコ状(ドラゴンスキン、あるいはステンドグラス状とも)といわれています。
光が踊っています。七色の光が見られる、多彩色アンモライトです。
これぞドラゴンスキンですね。神秘的な輝きです。アンモライトとは、カナダアルバータ地方のみで採集される一部の種のアンモナイトのことを指しています。遊色(イリデッセンス)するアンモナイトの産地は世界中に存在しますが、宝石としての地位を与えられているのはアンモ「ラ」イトのみです。
希少色、ブルー色が鮮やか。宝石認定の肩書きがあるのは、納得です。
手前はブラウンに見えますが、ある角度に光が当たると赤く輝きます。
こちらが反対側。展示は最も安定する平置きがお勧めです。
光が当たる角度によって、少しずつ反射する色が変わります。この現象をイリデッセンス(iridescence)と言います。イリデッセンス(iridescence)とは、光の干渉(かんしょう)により、アンモナイトの殻が様々な色に輝く現象のことです。
標本を手にとったら、少しずつ標本を傾けて見てください。あっというほど濃く光る角度が見つかります。この瞬間がたまりません。
宝石を散りばめたような輝き。
重さは488グラム。およそ10センチ四方のアンモライト片です。
この均一性が本標本の特徴です。光の石畳のようでもありますね。
最も厚みのあるところで3.5センチ。先ほど茶色部分だった手前の部分が、赤色を帯びてきました。グッと心にくる角度が出現するので、どの角度から眺めようか…と、思わず標本を見回してしまいます。
細かいウロコ状になった希少なドラゴンスキンに圧倒されます。生物化石が放つ天然の輝きは、人工物にはない魅力があります。
紫、青、緑、黄、赤…色という色が散りばめられています。生物化石でありながら宝石認定された、カナダアルバータ州産アンモライトです。
商品スペック
商品ID | al147 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 希少!七色に輝く、均一な竜のウロコ状のアンモライト(Ammolite) |
産地 | Albert, Canada |
サイズ | 10cm×9.5cm×厚3.5cm |
商品解説 | 希少!七色に輝く、均一な竜のウロコ状のアンモライト(Ammolite) 生物起源の宝石アンモライト。 アンモライトのなかでも希少なドラゴンスキン(竜のウロコ状)標本です。 ウロコの大きさが均一で大変美しいのが特徴です。 |
この商品を購入されたお客様のお声
先日無事注文しましたアンモライトを受け取りました。迅速な御対応ありがとうございます。今回の標本は紹介ページの写真の美しさに惹かれて購入を決めました。アンモライトは初めて手にしましたが、少し角度を傾けるだけでもみるみるうちに表情が変わり、本当に見ていて飽きません。この殻の主が生きていた頃に思いを馳せつつ、色の移ろいを楽しんでいます。この度もすばらしい標本をご提供いただきありがとうございました。また機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
東京都/女性
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。